
トータルの査定コラム
COLUMN買取のことをもっと詳しく知れるお得な知恵をお届け!
切手は交換できる!未使用切手を賢く活用する方法
郵便料金の改定や電子メールの普及により、使わなくなった切手をお持ちの方も多いのではないでしょうか。50円や80円の切手が自宅に眠っているけれど、どうすれば良いのか迷っている方のために、切手の交換方法や現金化の方法をご紹介します。
郵便局での交換手数料や注意点、金券ショップや専門買取業者での買取相場まで詳しく解説。また、使用済み切手の寄付など有効活用する方法もお伝えします。この記事を読めば、あなたの手元にある不要な切手を最適な方法で活用できるようになります。
切手は郵便局で交換できる!手数料と交換方法を詳しく解説
郵便料金の改定によって通常はがきは63円、普通切手は63円、84円、94円、120円になりました。そのため、余っている50円切手や80円切手を使おうと思うと、差額分の切手を追加で購入する必要があります。
使う機会がない切手やはがきがあれば、未使用の切手やはがきは郵便局で交換することができます。ただし、郵便局では切手の買取や現金への払い戻しはしていないため注意が必要です。
郵便局での交換は、消印が付いていない未使用の切手やはがきが対象となります。書き損じはがきであっても、消印が付いていなければ交換可能です。ただし、汚れや書き損じた郵便切手、料額印面(はがきの表面に書かれた切手に類似した絵柄)が汚れているものは、未使用であっても交換できません。
切手で交換できるもの
未使用の切手や書き損じはがきは、手数料を支払うことで別の商品と交換できます。
- 切手
- 郵便はがき
- 郵便書簡(ミニレター)
- 特定封筒(レターパック封筒とスマートレター封筒)
記念切手や特殊切手も同様に交換可能ですが、受け取れる商品は普通切手、通常はがき、郵便書簡、特定封筒に限られます。特殊切手とは、グリーティング切手、年賀切手、寄付金付お年玉付年賀郵便切手、ふるさと切手、フレーム切手などを指します。
ただし、販売時期や発行枚数が限定されている特殊切手や、くじ引き番号が付いている郵便はがきを交換時に受け取ることはできません。これらの商品は販売期間中のみ交換可能です。
切手の交換方法の手順
- 最寄りの郵便局窓口を訪れる
- 交換したい切手やはがきと、交換希望の商品を伝える
- 差額と手数料を支払う
- 新しい切手や郵便商品を受け取る
例えば、50円切手を63円切手に交換する場合は、額面の差額13円と手数料5円を合わせた18円を窓口で支払います。交換手数料は切手でも支払うことができます。
なお、コンビニでは切手の購入はできますが交換はできません。切手を交換したい場合には、必ず郵便局へ行く必要があります。
交換時の注意点
切手やはがきの交換には、いくつかの注意点があります。
交換時には額面の差額と手数料が必要です。例えば、50円切手から63円切手に交換するときは、差額の13円と手数料5円を支払わなければなりません。
また、高額面の切手から低額面の切手に交換する場合、差額のおつりは返ってきません。80円切手を63円の郵便はがきに交換したい場合、17円分はおつりとして戻ってこないので注意しましょう。
交換手数料は1枚ずつにかかるため、大量に交換する場合はその分手数料が高くなります。コスト面を考慮すると、多くの切手を交換する場合には、買取業者の利用も検討する価値があるでしょう。
郵便局での切手交換にかかる手数料
郵便局での切手の交換では、差し出す切手の枚数ごとに手数料がかかります。1回当たりの交換枚数が99枚までと100枚以上とでは手数料が異なります。
交換品目 | 1枚につき(99枚まで) | 1枚につき(100枚以上) |
郵便切手・通常はがき | 5円 | 10円 |
往復はがき・郵便書簡 | 10円 | 20円 |
特定封筒(レターパック封筒・スマートレター封筒) | 42円 | 60円 |
10円未満の切手・はがき | 合計額の半額 | 1枚につき10円 |
切手の交換手数料は基本的に1枚につき5円かかります。複数の種類の切手を交換する場合の計算例を見てみましょう。
50円切手を1枚、1円切手3枚を普通切手63円に交換する場合:
差額の10円(63円-53円)+手数料(5円)=15円
交換に出したい郵便切手とはがきが複数ある場合は、全部合わせた枚数で計算されます。なお、服喪による年賀はがきなどを除いた切手・はがきの枚数が100枚以上の場合には、1枚あたりの手数料が増額されるので注意しましょう。
無料で交換できる特別なケース
通常、切手やはがきの交換には手数料がかかりますが、特別なケースでは無料で交換できることがあります。
近親者の不幸による服喪のために利用できなくなったお年玉付き年賀はがきや寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手に限り、額面分の通常切手・通常はがき・往復はがき・郵便書簡・特定封筒に無料で交換できます。
無料交換を受けるには、持っているお年玉付き郵便はがきなどの販売期間終了日までに郵便局の窓口で手続きする必要があります。期限を過ぎてしまうと、特別な事情があっても対応してもらえないので注意が必要です。
服喪による年賀はがきなどの交換手続きでは、郵便局の窓口に備え付けの請求書に、請求者の住所、氏名、亡くなった方との続柄等を記入します。これにより、通常かかる交換手数料が無料になります。
年賀はがき・年賀切手の無料交換期間
年賀はがきや年賀切手の無料交換には期限があります。一般的に、年賀はがきの場合は販売開始から翌年の1月下旬頃まで、年賀切手の場合は販売開始から翌年の3月末頃までが無料交換の期限となっています。
ただし、具体的な期限は年によって異なる場合があるため、最寄りの郵便局に確認するか、日本郵便の公式ウェブサイトで最新情報を確認することをおすすめします。
なお、無料交換の対象となるのは寄付金付お年玉付年賀郵便切手のみであり、特殊切手やお年玉付き切手は対象外です。寄付金付お年玉付年賀郵便切手とは、切手代金に寄付金が含まれている切手で、例えば額面に「63+3」などと記載されており、このうち3円が社会貢献に当てられる寄付金となります。
切手を現金化する方法
郵便局では切手を他の郵便商品に交換することはできますが、現金に換金することはできません。しかし、実は切手は様々な方法で現金化することが可能です。ここでは、不要になった切手を現金に変える方法について詳しく解説します。
切手の換金は、その額面や状態、市場での需要に基づいて行われます。一般的には「倍率方式」と呼ばれる方法で買取価格が決定され、切手の額面価格を基準に状態や希少性を考慮して特定の倍率をかけて算出されます。
未使用で状態が良好な切手や、シート状で切り離されていない切手は高く買い取られる傾向にあります。また「プレミア切手」と呼ばれる希少価値の高い切手は、額面以上の価格で買取されることもあります。
金券ショップでの買取
金券ショップは、切手を即現金化したい場合におすすめの方法です。店頭に持ち込むだけで簡単に査定が行われ、その場で現金化できる手軽さが最大の魅力です。
金券ショップでの切手買取の特徴は以下の通りです。
金券ショップの特徴とメリット・デメリット
メリット:
- 即時現金化が可能
- 手続きが簡単で手間がかからない
- 幅広い種類の切手が受け入れられる
デメリット:
- 額面価格より低い価格での買取が一般的(普通切手の場合、シートで額面の80〜90%、バラで60〜70%程度)
- 店舗によって買取価格にバラつきがある
- 希少価値の高いプレミア切手は適切な価格で評価されにくい
金券ショップは手軽に利用できますが、価値あるプレミア切手を持っている場合には不向きと言えるでしょう。普通切手を少量売りたい場合や、急いで現金が必要な場合に適しています。
専門買取業者への依頼
切手買取の専門業者を利用する方法は、特に価値の高い切手や大量に持っている場合に適しています。専門業者は切手の種類や希少性を正確に評価し、適正な価格での買取が期待できます。
買取業者のメリット・デメリット
メリット:
- 専門的な査定で適正価格が期待できる
- 希少価値のある切手の買取に適している
- 出張買取や郵送買取のオプションがあり、手間をかけずに利用できる
- プレミア切手は高額買取になることも
デメリット:
- 査定に時間がかかることもある
- 少量の一般的な現行切手では買取価格が低いことがある
- 買取業者によっては手数料がかかる場合がある
専門の買取業者は、切手の価値を見極める専門的な知識を持っています。特に「見返り美人切手」や「月に雁」などのプレミア切手を持っている場合は、専門業者での査定がおすすめです。中には数万円、あるいは数十万円の価値がつくケースもあります。
なんでも査定のトータルでは、出張買取も無料で行っており、切手の価値に合った買取価格をご提案しています。経験豊富な査定士による丁寧な査定が特徴です。
フリマアプリ・オークションでの販売
フリマアプリやオークションサイトを利用すれば、切手を自分で価格設定して売りに出すことができます。これにより、プレミア切手や希少価値の高い切手を相場以上の価格で販売できる可能性があります。
個人売買のメリット・デメリット
メリット:
- 自分で価格設定が可能
- 額面以上の価格で売れる可能性がある
- 希少切手の価値を高く評価される場合がある
デメリット:
- 買い手が見つかるまで時間がかかることがある
- 出品や配送などの取引の手間がかかる
- 価格設定のミスがあると損をする可能性がある
- 多くのフリマアプリで手数料が発生する
フリマアプリやオークションは、切手の価値について自分で調査し、理解している場合に適した方法です。特に希少価値のある切手や記念切手をコレクターに向けて販売したい場合におすすめです。ただし、売れるまでに時間がかかることや、取引・発送の手間があることを考慮する必要があります。
切手の現金化方法は様々ありますが、お持ちの切手の種類や量、そして急ぎ度合いによって最適な方法は異なります。まずは自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
切手の買取価格を上げるコツ
切手を換金する際は、できるだけ高い価格で買い取ってもらいたいものです。ここでは、切手の買取価格を上げるための実践的なコツをご紹介します。ちょっとした工夫や準備をすることで、買取価格が大きく変わることもあります。
バラ切手は仕分けて整理する
大量のバラ切手を売る場合は、事前に仕分けをしておくことで買取価格がアップする可能性があります。仕分けをせずにバラバラの状態で持ち込むと、買取業者側で整理する手間がかかるため、その分買取価格が下がってしまうことがあります。
切手の仕分け方法としては、以下のようなポイントに注意すると良いでしょう。
- 額面ごとに分ける(1円、5円、10円、50円、80円、100円など)
- デザインや種類ごとに分ける(普通切手、記念切手、特殊切手など)
- 発行年代ごとに分ける
理想的にはストックブックなどに整理するのがベストですが、それが難しい場合は、小さな封筒や袋に金額ごとに分けるだけでも構いません。この小さな手間が、買取価格に反映されることがあります。
また、切手シートはなるべく切り離さず、シートの状態で保管しておくことも重要です。シート状の切手はバラ切手よりも高く買い取られる傾向があります。例えば、普通切手の場合、シートならば額面の80〜90%、バラ切手なら60〜70%程度が一般的な買取相場です。
保存状態を良好に保つ
保存状態の良い切手は高価査定に直結します。切手は繊細な紙製品なので、保管方法によって状態が大きく変わってきます。以下のポイントに注意して保管することで、切手の価値を維持できます。
- 湿気を避け、乾燥した場所で保管する
- 直射日光を避ける(日光による変色を防ぐ)
- 適切な温度管理ができる場所で保管する
- 専用のストックブックやアルバムを使用する
- 切手の表面に触れないよう、ピンセットなどを使って扱う
特に気をつけるべきは、汚れやカビ、折れやヨレなどの損傷です。こうした状態の切手は大幅に減額されるか、場合によっては買取不可となることもあります。また、切手の糊面(裏側の粘着部分)が劣化していないかも重要なチェックポイントです。
切手を長期保存する場合は、湿度を40%程度に保ち、温度変化の少ない環境が理想的です。保存用の中性紙素材のアルバムやストックブックを使用することで、切手の劣化を最小限に抑えることができます。
まとめて売却する
切手はまとまった量を一度に売却すると、買取価格がアップする場合があります。これは、買取業者にとって仕入れの効率が良くなるためです。特に切手の取引が活発な業者では、まとめ買いによる価格優遇を行っていることがあります。
例えば、少量の切手を複数回に分けて売るよりも、ある程度まとまった量を一度に売った方が、1枚あたりの買取単価が上がるケースがあります。また、様々な種類や額面の切手をコレクションとしてまとめて売ることで、業者側も販売しやすくなり、買取価格に反映されることがあります。
さらに、普通切手だけでなく、プレミア切手や記念切手なども一緒に売ることで、全体の買取価格が上がる可能性もあります。特に専門の買取業者は、価値のある切手のコレクションに対して高い評価をする傾向があります。
なんでも査定のトータルでは、切手のまとめ買取も積極的に行っており、量に応じた適正価格での買取を実施しています。大量の切手をお持ちの方は、一度ご相談いただくことをおすすめします。
これらのコツを実践することで、切手の買取価格を少しでも高くすることが可能です。ただし、あまりに古い切手や特殊な切手の場合は、自分で価値を判断せず、専門の買取業者に相談することが最良の選択肢かもしれません。プレミア切手は、素人目には分からない価値を持っている場合があるからです。
切手を有効活用する別の方法
不要になった切手は郵便局での交換や買取による現金化以外にも、様々な形で活用することができます。特に使用済みの切手は、捨ててしまう前に有効活用する方法を検討してみましょう。ここでは、切手を社会貢献や別の用途に活かす方法をご紹介します。
使用済み切手の寄付
使用済みの切手(ポストに投函するなどして消印が押された切手)は、郵便局では交換不可で、買取業者によっては「買取不可」としているところもあります。しかし、そんな使用済み切手でも、寄付という形で有効活用することができます。
使用済み切手は、様々なボランティア団体やNPO法人に寄付することで、国際協力や社会貢献活動に役立てることができます。寄付された切手は換金され、世界の恵まれない地域での医療支援や教育支援などの活動資金として活用されています。
日本で初めて使用済み切手の寄付による支援を開始したのは、世界の恵まれない国々での医療支援を行っている「日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)」で、1964年から続けられている活動です。使用済み切手は5,000枚で約1,800円となり、これはたとえばタンザニアでは看護学校の1年分の教科書代になるとされています。
寄付された使用済み切手は、額面や発行された国ごとに仕分けされ、切手コレクターに販売されることで資金化されます。特に海外では、経済力に余裕がある切手コレクターが、掘り出し物を探すために使用済み切手をまとめて購入するということが行われています。
寄付できる団体と支援内容
使用済み切手を寄付できる主な団体と、その支援内容は以下の通りです。
- 日本キリスト教海外医療協力会(JOCS):アジアやアフリカでの医療支援活動
- 日本ユネスコ協会連盟:世界の子どもたちへの教育支援
- 誰かのためにプロジェクト:アジアの子どもたちの教育支援
- 日本赤十字社:国内外の人道支援活動
- 国際協力NGOなど各種団体:それぞれの支援活動
寄付する際は、切手の周囲を5mm程度残して台紙から切り取るのが一般的です。ただし、多くの団体では「お受けできない使用済み切手」の基準を設けています。
寄付できない切手の例:
- 消印以外の汚れがある切手
- 破れている切手
- 折れ曲がっている切手
- 上からセロテープが貼られている切手
使用済み切手を寄付する際は、寄付先の団体のウェブサイトなどで受付基準を確認することをおすすめします。
懸賞応募などへの活用
未使用の切手やはがきは、懸賞応募など別の用途にも活用できます。特に書き損じはがきは、そのまま捨ててしまうにはもったいないものです。
書き損じた年賀状は、正月が終わっても通常のはがきとして使うことができます。「年賀」の部分を二重線で消して使用すれば、懸賞の応募はがきとして活用できます。雑誌やウェブサイトなどで行われている懸賞の多くは、はがきでの応募を受け付けているため、書き損じはがきを有効活用する良い機会となります。
また、未使用の切手は返信用の郵便料金として活用することもできます。例えば、郵送で何かを申し込む際に、返信用の封筒に切手を貼って同封するような場合に使えます。特に少額の切手が複数枚ある場合は、組み合わせて必要な金額分を用意することができます。
その他、趣味としてのコレクションや、工作・アート素材としての活用方法もあります。特にデザイン性の高い記念切手や特殊切手は、コラージュやスクラップブッキングの材料として人気があります。また、子どもの教育教材として、国や地域、歴史について学ぶきっかけにもなります。
このように、不要になった切手やはがきでも様々な活用方法があります。単に捨ててしまう前に、これらの方法を検討してみてはいかがでしょうか。特に使用済み切手の寄付は、小さな積み重ねが大きな支援につながる素晴らしい活動です。
まずは気軽にかんたん買取査定!
買取額がすぐ分かる
まとめ
切手の交換・買取方法について、いくつかの選択肢をご紹介しました。郵便局での交換は手数料がかかりますが、新しい郵便商品と交換できるメリットがあります。現金化したい場合は、金券ショップなら手軽に、専門買取業者なら高価買取が期待できます。フリマアプリも自分で価格設定できる利点があります。
使わない切手は単に捨てずに、寄付や懸賞応募などに活用する方法もあります。特に使用済み切手は国際支援活動に役立てることができます。
買取価格を上げるには、バラ切手を仕分けたり、保存状態を良好に保ったり、まとめて売ることがポイントです。切手の価値は素人目には分かりにくいため、なんでも査定のトータルのような専門業者に相談することをおすすめします。大切な切手を最適な方法で活用してください。
まずはお気軽にお問い合わせください