トータルの査定コラム
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購入した時よりも高くなる?!石黒光南の純銀急須
骨董品今回は、とても重厚感があって渋い雰囲気を醸し出している石黒光南の純銀急須を買取させていただきました。表面のぶつぶつが特徴の石黒光南の金製品や銀製品は、その高い鍛金技術で多くの茶道家に愛されてきました。
今回の純銀急須買取の見所は、(純銀というだけで)→(純銀製品の人気が上がっている事により)購入時よりも高いお値段で買い取らせていただいたことです。お客様にも大変喜ばれ、双方にとってとても良いお取引をさせていただきました。
石黒光南の製品がご自宅にある方は、是非買取を検討してみてください。
今回は、石黒光南についてのことやどんなものが高額で買取されるのか、付属品や証明として何が必要なのかをご紹介させていただきます。
石黒光南ってどんな人?
石黒光南は、主に茶道具を中心に酒器や香炉などを製作していた人物です。現在は、石黒光南の息子さんが2代目として「光南」の襲名をしています。
石黒光南は14歳から鍛金技術を学び、32歳にしてようやく一人前の作家として認められています。
1980年には現在の経済産業省に伝統工芸士として認定され、他にも内閣総理大臣賞や東京都知事賞など日本を代表する金工家として名を馳せていきます。
石黒光南の名を受け継いだ2代目も伝統工芸士に認定され、数々の作品を世に出しています。さらに、「技能系賞推進者」としても認定されており、石黒光南の名を汚さない確かな技術を継承しています。
なんといっても特徴は、表面を覆う無数の突起形状。これを「霰肌(あられはだ)」と呼び、石黒光南はこの霰肌を作る霰技を技法として用いています。
この霰技を受け継いでいるのはごくわずかの人で、規則的に突起している霰を打つには時間がかかることから一度に製作できるのは限られた数ということです。
そのため、希少価値が高く、市場に出回ることが少ないといわれています。
石黒光南の純銀急須が高額な理由とは?
今回買い取らせていただいた石黒光南の純銀急須は、お客様が数十年前に約8万円で購入されたものです。使う人がいないということが理由でした。
なんと購入金額の約8万円を上回る10万円以上の金額で買取をさせていただきました!
高額買取させていただいた理由はこちらです。
石黒光南の純銀急須が高額査定だった理由①
銀製品の値段が高騰している
希少価値の高い石黒光南の純金急須というのももちろんありますが、4、5年前に銀製品の値段が高騰しているのも大きな理由の一つです。
貴金属で高額買取のイメージがあるのは金ですが、実は銀製品も高い金額で売れています。
特に、銀製品の中でも茶道具に使うもの(風炉釜、銀瓶など)、精密な造りの工芸品や置物などは高く売れる可能性が高い傾向にあります。
石黒光南の純銀急須が高額査定だった理由②
付属品が揃っている
石黒光南の純銀急須の付属品は名前入りの木箱や作歴が記載された証明書です。この木箱や証明書は本人が製作したものであることを証明するものになるので、なければ高額査定ができない場合もあります。
石黒光南の純銀急須が高額査定だった理由③
重量や大きさで価格が変わる
石黒光南の純金や純銀の急須の重量や大きさは様々です。
金や銀は重量で価格が変動するので、重ければ重いほどよく、石黒光南の急須に関しては大きければ大きいほど価格が上がっていきやすい傾向にあります。
石黒光南の作品かどうかを見分ける方法とは?
石黒光南の作品かどうかを見分ける方法は、表面の霰肌に加えて光南の刻印が底部に入っていることや名前入りの木箱、貴金属製品を証明する財務省の検定マークが刻印されていることです。
初代の極めて古いものになると300万円を超えるものもあり、大変貴重な逸品になります。
石黒光南の作品など、茶道具買取ならトータルにお任せ
なんでも査定のトータルでは、石黒光南の作品だけでなく、茶道具を始め骨董品など古い貴金属のものを高価買取させていただいています。特に、今回のように有名作家さんのものは、状態や貴金属の価格変動により、購入金額よりも高い金額で買取させていただくことも稀ではありません。今なら銀製品の価格は高騰中なので、買取に出すなら今が旬です!
さらに、お客様の自宅で査定させていただく無料出張買取も積極的に行っておりますので、例えばそこで該当商品の買取金額が低くても、自宅なら他の貴金属製品や骨董品などを追加していただいて買取金額を見直すことも可能です。
茶道具をお持ちの方は、ぜひ当社にご相談ください!
まずはお気軽にお問い合わせください