図書カードは換金できる？おすすめの買取方法を解説！買取相場と高価換金のコツも

図書カードを現金に換えたいけれど、どこで換金できるのか分からない方も多いのではないでしょうか。図書カードは発行元では払い戻しできませんが、買取店やフリマアプリを利用すれば現金化が可能です。

本記事では、図書カードの換金方法から買取価格相場、換金率を上げるコツまで詳しく解説します。換金率は額面の80～90％が相場ですが、買取店によって価格差があるため、複数の業者を比較することが重要です。

不要な図書カードをお持ちの方は、ぜひ参考にして最適な換金方法を見つけてください。

図書カードの換金は可能？基本的な方法を解説

図書カードを現金に換えたいと考えている方は多いでしょう。結論から言えば、図書カードの換金は可能ですが、発行元での払い戻しはできないため、買取店などを利用する必要があります。

図書カードは発行元では換金できない

図書カードの発行元である書店やコンビニなどでは、図書カードを現金に換金することはできません。図書カードの利用規約にも「図書カードは、現金との引換えはできません」と明記されています。

また、図書カードに限らず金券類は、クレジットカードの現金化を防ぐ目的で払い戻しができないよう法律で定められています。コンビニや書店で図書カードを購入した場合でも、返品や払い戻しによる現金化は不可能です。

買取店やフリマアプリなら現金化可能

図書カードを直接換金はできなくても、発行元以外の買取店やフリマアプリを利用すれば現金を手に入れることができます。これは「不要品として売却する」行為であり、転売目的でなければ法的に問題ありません。

具体的な換金方法として、金券ショップでの買取、フリマアプリやネットオークションでの売却、プリペイドカードへのチャージといった方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合った方法を選択することが重要です。

換金率は額面の80～90％が相場

図書カードの換金率は、おおよそ額面金額の80～90％程度が相場となっています。ただし、図書カードの額面通りの換金は難しく、買取店によって約10％もの違いがあることを理解しておきましょう。

換金率は図書カードの種類やデザイン、保存状態によっても変動します。また、買取店ごとに設定が異なるため、より高い換金率を狙うなら複数の業者で査定を比較することをおすすめします。

図書カードを換金する3つの方法

図書カードを現金化する方法は主に3つあります。それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、自分の優先したいポイントに合わせて選択しましょう。

買取店で売る【即金性重視】

買取店での換金は、多くの人にとって想像しやすい換金方法でしょう。買取店へ図書カードを持ち込めば査定後その場で現金を支払ってもらえるので、即金性が高いことが嬉しいポイントです。また、直接換金できる手間の少なさもメリットと言えます。

金券ショップやリサイクルショップ、インターネット受付をしている買取業者など、様々な選択肢があります。特にネット受付の買取業者では、出張買取や宅配買取といった便利なサービスも利用可能です。

一方で、買取店の店舗が自宅近郊にない方にとっては利用しづらい方法です。また、ほかの方法に比べて換金率が80～90％ほどと低くなりやすいことにも留意しておきましょう。

フリマアプリ・ネットオークションで売る【高価格狙い】

フリマアプリやネットオークションの活用は、図書カード換金における有力な手段のひとつです。これらのサイト・アプリでは自分で価格を設定できることから、高い換金率が期待できるでしょう。特に、一部のデザインのカードは高額で取引されやすい傾向があります。

人気アイドルや有名アニメのキャラクターが描かれた図書カードなど、コレクションアイテムとして価値の高いものであれば、額面以上の価格で売れる可能性もあります。

しかし、メリットばかりではないことも忘れてはいけません。フリマアプリやネットオークションでは売れるまで時間がかかったり売れなかったりするケースがあることはもちろん、出品や発送の手間が要る、販売手数料がかかるなどの難点も存在します。

プリペイドカードにチャージする

図書カードの残高をプリペイドカードにチャージしておけば、書籍の購入のみならず、飲食代などさまざまな場面で利用できます。本にあまり興味がなく、お金をほかのものに使いたい方にとっては大きなメリットでしょう。

ただし、プリペイドカードへのチャージは手数料がかかるケースや、有効期限が図書カードより短かったりするケースに注意が必要です。また、そもそもチャージに対応していない図書カードもあり、その場合はほかの方法で換金する必要が出てきます。

図書カードの換金率と買取価格相場【2025年最新】

図書カードの換金を検討する際に最も気になるのが、実際の買取価格でしょう。換金率は買取店によって異なるため、複数の業者を比較することが重要です。

額面別の買取価格比較表

2025年最新の図書カード買取価格を主要な買取店で比較しました。

図書カードの換金率相場は、おおよそ額面金額の80～90％程度です。買取店によって約10％もの違いがあるため、額面金額が大きくなるほど買取店選びは慎重に行う必要があります。

より高い換金率を提示してくれる買取店を選ぶには、複数の買取店の査定を比較するとよいでしょう。また、折れや曲がりがあるカードは買取店によって買取不可となるケースがあることに注意が必要です。

図書カードの種類による換金率の違い

図書カードの換金率は絵柄や種類の違いによって大きく変わってきます。従来の磁気式の図書カード・図書カードNEXT・紙の図書券という種類の違いによっても換金率は異なります。

現行のもので言えば「ピーターラビット」「西洋絵画」「ディズニー」の各柄の図書カードはギフト用としても人気で、中古市場でも需要があるため換金率は比較的高めに設定されています。一方で「広告柄」と呼ばれる、企業や商品のPR目的で発行された図書カードは、ギフト用としての需要がないため換金率も低めになる傾向があります。

図書カードNEXTは従来の磁気式の図書カードに比べて、換金率が低くなってしまうことが多いです。未使用かどうか確認するのに手間がかかる点や、再販する際にも買い手に対して未使用であることを証明するのが難しいことが理由として挙げられます。具体的な換金率は店舗や売るタイミングによっても異なりますが、従来の磁気式の図書カードに最も高い換金率がつきやすい傾向にあります。

図書カードの換金率を上げる方法

図書カードをより高く売るためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。少しの工夫で換金率を改善できる可能性があるため、以下の方法を実践してみましょう。

保存状態に気を配る

ブランド品などほかの商品と同様に、図書カードも保存状態の良し悪しが買取価格に影響してきます。カードに傷や汚れがついていると換金率が下がりやすいため、注意しておきましょう。

加えて、カードに折れや曲がりがあるとうまく磁気を読み取れず、買取を拒否される可能性があります。普段からファイルに入れるなどして丁寧に保管しておくことが大切です。図書カードは、黄ばんでいたり傷が付いていると換金率が下がってしまう可能性があるため、封筒に入れて保管しておくなど工夫が必要です。

高価買取されやすい図書カードを把握する

図書カードの買取価格を決定する要素には、カードの額面金額だけでなく、その人気も挙げられます。通常のデザインのカードよりも、特別な絵柄のついた図書カードであれば高価買取につながりやすいため、なるべく高い換金率を狙いたい方はこうしたカードを積極的に査定に出すとよいでしょう。

人気の芸能人やアイドルの写真が使われている、有名なアニメのキャラクターが絵柄になっているなどの図書カードは、コレクションとしての需要が高い傾向にあります。抽選でしか入手できない、発行数が少ないなどの限定品の絵柄であれば、通常の図書カードよりも高い価格で売れるケースがあります。

また、これらの図書カードは通常の金券ショップよりも、コレクターアイテム向けの買取店に持っていくほうが、高い買取額が期待できます。

換金する方法を見極める

換金する方法を見極めることも、図書カードの換金率を上げるうえで重要です。たとえば、フリマアプリやオークションサイトでは相場よりも高い換金率を狙いやすい反面、価格設定や入札額によっては換金率が予想より低くなる恐れもあります。

買取店への売却やプリペイドカードへのチャージのほうが相場は安定していますが、その反面換金率が高くなりにくいことがデメリットです。

複数の買取店を比較する

ひとつの買取店だけでなく、複数店舗へ査定を依頼し、査定額を比べることで、図書カードのより高い換金率を狙えます。図書カードの換金率は、買取業者ごとに多少の差があるため、少しでも高い金額で手放したいと考えるなら比較検討が重要です。

複数の買取店の査定を受けることが面倒だという方には、一括査定サービスの利用がおすすめです。一度に複数社の査定を受けられるため、高値で買取ってくれる店舗を効率的に見つけることができます。

買取キャンペーンを利用する

各買取店では売りたい商品の在庫を集めるため、高価買取キャンペーンを実施している場合があります。買取キャンペーンを実施しているタイミングで図書カードを買取に出せば、ほかの時期よりも高い買取価格を提示してもらえる可能性が高まるでしょう。

図書カードは学生への贈り物として人気が高く、卒業や入学のシーズン前後に需要が高まる傾向があります。そのため、この時期の前には買取キャンペーンが開催されやすく、換金率が普段よりも高く設定される場合があります。

換金できない図書カードの特徴と対処法

すべての図書カードが買取可能というわけではありません。保存状態や使用状況によっては買取を断られることがあるため、事前に確認しておきましょう。また、買取不可になった場合の対処法も知っておくと安心です。

買取不可になる図書カードの条件

換金できない図書カードの一例として、保存状態が悪く、汚れや傷がついていたり、折れ曲がったりしてしまったカードが挙げられます。とりわけ、折れ曲がったカードは磁気の読み取りができなくなってしまうことがあり、買取はむずかしいでしょう。

図書カードの利用約款には「図書カードの破損、カード読取り機の故障、停電等により、加盟店で、図書カードの電磁記録を読取ることができないとき」は利用できないと明記されています。このような状態のカードは買取店でも扱いが困難です。

加えて、使用中や使用済みの図書カードも買取対象にはなりません。磁気式の図書カードであれば、残高を示すパンチ穴が空いていると使用済みとなります。図書カードNEXTでは、PIN番号を確認するためにスクラッチ部分を削ってしまうと買取不可になる可能性があるので注意しましょう。

日本図書普及株式会社で交換してもらう

折れたり曲がったりして読み込みができなくなってしまった図書カードは、カードの発行元である日本図書普及株式会社へ郵送することで、新しいカードと交換してもらえます。

送付したカードは日本図書普及株式会社で残額を調べられ、同額の入った新しい図書カードが返送されてくるという仕組みです。

• 郵便番号：〒162-0843
• 住所：東京都新宿区市谷田町2-41-3
• 宛先：日本図書普及株式会社 図書カードエラー係

交換してもらうことで、改めて使用したり買取に出したりできるようになります。ただし、読み取りができる場合には交換してもらえないため、「読み取りはできるものの傷や汚れが目立つ」という理由で買取不可になった図書カードは、通常通り使うのが良いでしょう。

本以外の購入に利用する

まだ使用可能ではあるものの、売れなかった図書カードには、自身で使ってしまう手段しか残されていません。その際、本に興味のない方でも有効な使い道があります。

実は、図書カードは一部の店舗で本以外の商品購入にも利用可能です。それは、「出版物」の定義が書店によって異なるためで、たとえば、ヴィレッジヴァンガードやアニメイトではすべての商品の購入に利用できます。

使用済みであればメルカリなどで出品可能

使用済みであれば、図書カードを出品しても規約違反にはなりません。フリマアプリの多くでは現金や金券の出品を禁止していますが、使用済み図書カードはその対象外です。

使用済みの図書カードは、もちろん書店などで使用することはできません。ただし、希少な絵柄などに関しては、コレクションとしての価値が高く、なかには数万円で取引されることもあります。

図書カードには、発行枚数が少ないレアな絵柄も存在するため、「もう使えないから」と捨てる前に、フリマアプリでの出品を視野に入れてみてはいかがでしょう。

図書カード換金時の注意点

図書カードを換金する際には、いくつかの注意すべきポイントがあります。トラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。

使用した図書カードは買取できない

磁気式の図書カードや図書カードNEXTは、1度でも利用していると買取不可となってしまいます。買取を検討している図書カードは、使ってしまうことのないように注意しましょう。

磁気式の図書カードであれば、残高を示すパンチ穴が空いていると使用済みとなります。図書カードNEXTでは、裏面に記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで残高を確認することができますが、PIN番号を確認するためにはスクラッチ部分を削る必要があり、削ってしまうと買取不可になる可能性があるので注意が必要です。

ただし、コレクションとしての価値のある図書カードの場合には、使用済みであっても買取価格がつくこともあります。希少な絵柄の図書カードであれば、使用済みでも諦めずに査定に出してみることをおすすめします。

図書カードNEXTは換金率が下がる可能性がある

図書カードNEXTは従来の磁気式の図書カードに比べて、換金率が低くなってしまうことが多いです。その理由として、未使用かどうか確認するのに手間がかかる点が挙げられます。

磁気式の図書カードであればパンチ穴の有無で一目で分かるのに対して、図書カードNEXTは未使用かどうか確認するのに端末で読み取る必要があります。そのため、買取をする際にも確認に手間がかかりますし、再販する際にも買い手に対して未使用であることを証明するのが難しくなります。

また、図書カードNEXTには10年の有効期限が設けられています。図書カードNEXTは2016年に発行開始されたため、現在はまだ期限が切れていることはありませんが、今後有効期限が切れたり、期限が近くなったものは買取不可になる可能性があります。

未成年は保護者の同意が必要

入学祝いや卒業祝いなどとして小中学生にプレゼントされる機会も多い図書カードですが、未成年者だけでは買取サービスを利用することはできません。各都道府県の青少年に関する条例によって、未成年者の買取サービスの利用が規制されているからです。

例えば東京都の「青少年の健全な育成に関する条例」では、「古物商は青少年から古物を買い受けてはならない」「青少年が保護者の委託を受け、又は保護者の同行若しくは同意を得て古物の売却をするものと認められるときは適用しない」と規定があります。

つまり、未成年者が図書カードなどを買取に出すには、保護者の同意が必要になるということです。お子さんが持っている図書カードを換金する際は、代わりに売りに出してあげるか、換金の場に立ち会いましょう。原則的に、未成年の方が図書カードを換金することは法律上できないため、保護者に同意書を記入してもらったり店頭まで同伴してもらう必要があります。

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また、万が一査定価格にご納得いただけない場合のキャンセル料金もいただいておりません。買取成立後の運搬時に床に傷がついてしまったり、他の家財を破損させてしまった場合も全額補償いたします。

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図書カード換金に関するよくある質問

図書カードの換金について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。換金前の疑問解決にお役立てください。

図書カードNEXTは買取可能？

図書カードNEXTは、書店での本や雑誌の購入に利用可能なプリペイドカードです。従来の図書カードとの違いは、カード裏面にQRコードが印刷されていて、残高がスマホから確認できるようになった点や、有効期限が10年間に設定されている点などです。

基本的には従来の図書カードと同じものなので、買取店やフリマアプリで問題なく買取してもらえます。ただし、未使用かどうかの確認に手間がかかることから、従来の磁気式図書カードより換金率が低くなる傾向があります。

換金に必要なものは？

図書カードを買取店に売る際に必要なものは、基本的に現住所の確認できる身分証明書があれば問題ありません。

別途顔写真の確認ができるものが必要だったり、顔写真がついていても住所の記載がない場合は、現住所の確認できる郵便物などが必要な場合がありますので、注意が必要です。

• 運転免許証
• 各種健康保険証（健康保険、国民健康保険、共済組合、船員保険）
• 日本国パスポート
• 年金手帳
• 外国人登録（済）証明書

これらの代表的な身分証明書を参考にして、事前に準備しておきましょう。

高校生や未成年は換金できる？

原則的に、未成年の方が図書カードを換金することは法律上できません。換金・買取をしてもらう際は、保護者に同意書を記入してもらったり店頭まで同伴してもらう必要があります。

なお、高校生でない場合は都道府県によりますが、18歳以上であれば買取してもらえる場合もあります。ですが、基本的には未成年の買取は難しいと思っておいたほうが良いでしょう。

図書カード一枚のみでも換金は可能？

買取店によって異なるので、一概には言えませんが基本的に一枚のみでも図書カードを換金してもらうことは可能です。

ただし、店頭買取の場合は郵送買取と比べて換金率が低くなってしまいますし、郵送買取の場合は買取の際にかかる費用を鑑みると実質的な換金率が低くなってしまう場合があります。

図書カードは、まとめて売ることによって一枚あたりの換金率を高めてもらうよう交渉することも可能なので、一枚のみで売るよりはまとめて売るのがおすすめです。

コンビニで換金はできる？

コンビニで図書カードの換金はできません。図書カードは、書店以外にコンビニでも購入することが可能なため「払い戻しで現金にできるのでは」と考え、換金を試みる方は多いです。

しかし、図書カードに限らず、金券はクレジットカードの現金化を防ぐ目的で、払い戻しができないものです。法律で決められていることなので、知らなかったでは済まされず、トラブルに巻き込まれる可能性も出てきます。

コンビニや書店など、図書カードの購入場所で換金はできないと、必ず理解しておきましょう。

ブックオフやセカンドストリートで買取できる？

洋服や生活雑貨を売却するときに思いつく買取店と言えば、ブックオフやセカンドストリートがあげられるかもしれません。これらの買取店で、図書カードの換金はやっていないのでしょうか。

調べてみたところ、ブックオフでは買取不可、セカンドストリートでは店舗によって買取可能とのことでした。図書カードの換金は、どこの買取店でもできるわけではありません。

事前に公式サイトなどを見て、どの買取店がお得かチェックしてから換金することをおすすめします。

まとめ

本記事では、図書カードの換金方法やおすすめの買取店、一般的な換金率について紹介しました。

図書カードは発行元である書店やコンビニでは換金できませんが、買取店やフリマアプリを利用すれば現金化が可能です。換金率は額面の80～90％程度が相場となっており、買取店によって価格差があるため複数の業者で比較することが重要です。

未使用の図書カードはフリマアプリで売れないことが多く、また店舗によって買取不可のケースがあります。図書カードの保存状態は換金率にも影響するため、売ると決めたら、できるだけ早い行動がおすすめです。

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スムーズに換金できるよう、本記事で紹介した買取店の利用を検討してみてください。