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遺品整理で売れるもの一覧|高く売れる品物と買取相場を専門業者が解説
遺品整理では多くの品物が出てきますが、その中でも売却できるものとそうでないものの見極めが重要です。価値のある品物を適正価格で売却することで、遺品整理にかかる費用を大幅に軽減することができます。
ここでは年間23,925件の取引実績を持つ専門業者が、遺品整理で実際に高価買取となった品物と買取相場を詳しく解説します。また、価値を見極めるポイントや信頼できる業者の選び方についてもお伝えします。
遺品整理で高く売れるものランキングTOP10
遺品整理を進める中で、「これって売れるのかな?」と疑問に思われる方は多いでしょう。実際のところ、故人が大切にされていた品物の中には、思いもよらない高値がつくものが数多く眠っています。
年間23,925件の取引実績を持つ買取業者の査定データを基に、遺品整理で特に高価買取が期待できるアイテムをランキング形式でご紹介します。
1位:貴金属・アクセサリー類(平均買取価格:3万〜50万円)
金・プラチナ・銀製品は、遺品整理で最も確実に価値がつく品物です。指輪、ネックレス、ブローチ、カフスボタンなど、どんなに古いデザインでも金属の純度に応じて必ず買取価格がつきます。
特に注目すべきは、タンスの奥にしまわれていた古いアクセサリーです。一見すると色あせて見えても、刻印を確認すると「K18」や「Pt900」といった高純度の証明があることも。先日も、50年前の婚約指輪が15万円で買取となったケースがありました。
査定のポイントは刻印の確認です。「K24」「K18」「K14」といった金の刻印や、「Pt1000」「Pt950」などプラチナの刻印があれば、デザインに関係なく地金価値での買取が可能になります。
2位:骨董品・茶道具・甲冑(平均買取価格:5万〜300万円)
茶道具、花瓶、香炉、掛け軸といった骨董品は、専門知識がないと価値の判断が極めて困難な分野です。しかし、有名作家の作品や時代の古いものは、数十万円から時には数百万円の価値がつくこともあります。
実際あった事例として、一見すると普通の茶碗に見えた品物が、実は江戸時代の名工による作品で、最終的に180万円での買取となりました。ご遺族の方も「父が大切にしていた理由がやっと分かりました」とおっしゃっていました。
甲冑や刀剣類も同様で、戦前から家に代々伝わる品物であれば、文化的価値も含めて高額査定の可能性があります。ただし、刀剣類については法的な手続きが必要な場合があるため、専門業者での確認が必須です。
3位:ブランド品(平均買取価格:1万〜80万円)
シャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス、グッチなどの高級ブランド品は、多少の使用感があっても安定した価値を保ちます。バッグ、財布、衣類、スカーフに至るまで、正規品であれば必ず買取対象となります。
特に時計は別格です。ロレックスのデイトナやサブマリーナー、オメガのスピードマスターなどは、購入時よりも価値が上がっているケースも珍しくありません。
査定時のポイントは、シリアルナンバーや製造年の確認です。箱や保証書、ギャランティカードがあれば査定額は大幅にアップします。偽物を見抜く専門知識も必要なため、ブランド品に精通した査定士がいる業者を選ぶことが重要です。
4位:家電製品(平均買取価格:5千円〜15万円)
意外に思われるかもしれませんが、パソコン、タブレット、スマートフォンなどのデジタル機器は遺品整理でも人気の買取品目です。製造から5年以内であれば、中古市場での需要が高く良好な買取価格が期待できます。
Apple製品は特に査定額が高く、MacBook ProやiPad Proなどは数年経過していても10万円を超える買取価格がつくことも。また、デジタルカメラやビデオカメラも、一眼レフなら5万円以上の査定がつくケースが多いです。
ただし、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。データの完全消去や、パスワード設定の解除など、プライバシー保護の観点から専門的な処理を行える業者を選びましょう。
5位:家具(平均買取価格:3万〜50万円)
アンティーク家具や高級ブランドの家具は、状態が良ければ高価買取の可能性があります。特に北欧家具やイタリア家具、日本の伝統工芸品は根強い人気があります。
カッシーナ、ハーマンミラー、天童木工などのデザイナーズ家具は、中古市場でも高い評価を受けます。ダイニングテーブルセットで30万円、ソファで20万円といった査定額も決して珍しくありません。
ただし、家具の買取では運搬の問題が重要になります。階段の幅や玄関の大きさなど、搬出経路の確認が必要です。万が一の破損に備えて、運搬保険に加入している業者を選ぶことをおすすめします。
6位:絵画・美術品・書画(平均買取価格:2万〜200万円)
油絵、日本画、版画、書道作品など、芸術作品は作家の知名度や希少性によって価値が決まります。有名作家でなくても、地方の画家や書家の作品で思わぬ高値がつくケースもあります。
査定で重要なのは作家名の確認です。署名やサインから作家を特定し、その作家の市場価値を調べることで適正な査定額を算出します。額装の状態や絵の具の状態なども査定に影響するため、保存状態の良い作品ほど高評価となります。
7位:着物・和装小物(平均買取価格:1万〜30万円)
正絹の着物や帯、草履、バッグなどの和装小物は、海外でも人気が高まっている分野です。特に作家物や有名呉服店の着物は高値での買取が期待できます。
人間国宝や有名作家の着物であれば、30万円を超える査定額がつくことも。一方で、ポリエステルやウールの着物は買取対象外となることが多いため、素材の確認が重要です。
保存状態が査定額を大きく左右するのも着物の特徴です。虫食いやシミ、変色があると大幅な減額となるため、正しい保管方法で管理されていた着物ほど価値が高くなります。
8位:本・古書・漫画(平均買取価格:数百円〜5万円)
初版本、限定版、絶版本、古い専門書などは意外な価値を持つことがあります。文学全集や百科事典、専門的な学術書は需要があります。
漫画については、人気作品の全巻セットが特に高く評価されます。ドラゴンボール、ワンピース、ナルトなどの人気作品は、状態が良ければセットで数万円の買取価格がつくことも。
ただし、本の場合は保存状態が特に重要で、日焼けやカビ、書き込みがあると大幅な減額対象となります。
9位:楽器類(平均買取価格:5千円〜100万円)
ピアノ、ギター、バイオリン、管楽器などの楽器は、メーカーや製造年、保存状態によって価値が大きく異なります。特にヤマハ、カワイのピアノや、マーチンやギブソンのギターは高価買取の対象です。
バイオリンでは、ドイツ製やチェコ製の古いバイオリンが予想以上の高値となることも。楽器は専門的な知識が必要な分野のため、楽器専門の査定士がいる業者での査定をおすすめします。
10位:工具・趣味用品(平均買取価格:数千円〜10万円)
マキタ、日立、ボッシュなどの電動工具は中古市場でも人気が高く、状態が良ければ良好な買取価格がつきます。特に職人さんが使用していた工具一式は、まとめて査定することで高額買取となるケースが多いです。
釣り具、ゴルフクラブ、カメラなどの趣味用品も、ブランドや状態によっては思わぬ高値がつくことがあります。
意外と高値がつく遺品整理の穴場アイテム
一般的には価値がないと思われがちでも、実際の買取現場では思わぬ高値がつく品物があります。こうした穴場アイテムを見逃さないことが、遺品整理を有効活用するコツです。
昭和レトロなおもちゃ・ゲーム
昭和30年代から50年代のブリキのおもちゃは、コレクターズアイテムとして非常に人気があります。特に当時の箱が残っているものは、10万円を超える買取価格がつくことも珍しくありません。
ファミコンやゲームボーイなどのレトロゲームも需要が高まっている分野です。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーの初期作品、レアなカセットは数万円での買取実績もあります。最近では、平成初期のゲーム機やソフトも価値が上がってきています。
意外なのは、昭和の子ども向け雑誌の付録やプラモデルです。ガンダムの初期プラモデルや、未開封の超合金ロボットなどは、マニアの間で高額取引されています。
古いカメラ・レンズ
デジタル全盛の今だからこそ、フィルムカメラの価値が見直されています。ライカ、ニコン、キヤノン、ペンタックスなどの一眼レフカメラは、動作しなくても部品取りとして数万円の価値があることも。
特にマニュアルフォーカスのレンズは写真愛好家に人気で、F値の小さい明るいレンズや魚眼レンズなどの特殊レンズは10万円を超える査定額がつくケースもあります。
二眼レフカメラのローライフレックスや、大判カメラなども根強い人気があります。カメラバッグに入れっぱなしになっている古いフィルムカメラがあれば、一度査定に出してみることをおすすめします。
切手・古銭・記念コイン
収集ブームの定番だった切手や古銭は、希少性によって予想以上の価値がつくことがあります。戦前の切手や、発行枚数の少ない記念切手は、額面の何十倍もの価値で取引されることも。
古銭では、明治時代の金貨や銀貨、江戸時代の古銭が特に価値があります。オリンピック記念硬貨や万博記念硬貨なども、保存状態が良ければコレクター価格での買取となります。
最近では、平成初期のテレホンカードや図書カードも、デザインによっては額面以上の価値がつくケースがあります。
ブランド食器・洋食器
マイセン、ヘレンド、ロイヤルコペンハーゲン、バカラなどの高級洋食器は、使用感があっても一定の価値を保ちます。ティーカップとソーサーのセット、ディナープレートのセットなど、揃いで保管されているものは特に高評価となります。
日本の陶磁器でも、有田焼、九谷焼、伊万里焼の中でも作家物や老舗窯元の作品は高価買取の対象です。香蘭社や深川製磁などの有名窯元の食器は、中古市場でも安定した需要があります。
クリスタル製品では、バカラやラリックのグラス類が人気です。花瓶やオーナメントなども含め、ブランドの刻印があるクリスタル製品は必ず査定に出すことをおすすめします。
遺品の価値を見極めるポイント
遺品整理で最も難しいのは、どの品物に価値があるかを判断することです。専門知識がなくても、ある程度の価値判断ができるポイントをお教えします。
専門知識がないとわからない価値のある品物
骨董品や美術品は、見た目だけでは価値の判断が困難な分野です。茶道具を例に取ると、同じような茶碗でも作家によって数千円から数十万円まで価値が大きく変わります。
判断の手がかりとなるのは、底面や側面にある作家の銘やサインです。陶磁器なら高台の部分に、絵画なら右下や左下の角に、書なら最後に作家名や雅号が記されています。これらの銘を写真に撮って、インターネットで調べたり、専門業者に問い合わせることで、ある程度の価値を把握できます。
また、購入時のレシートや鑑定書、箱書きなどが残っていれば、それが価値証明の重要な手がかりとなります。特に茶道具や掛け軸などは、箱に書かれた文字が作品の来歴を示す貴重な情報源です。
年代や保存状態による価値の違い
同じ品物でも、製造年代や保存状態によって買取価格は劇的に変わります。家電製品なら製造から5年以内かどうか、着物なら虫食いやシミの有無、本なら日焼けやカビの有無が重要な判断基準となります。
特に注意深く確認したいのは、付属品の有無です。時計の場合、箱と保証書があるかないかで査定額が2倍以上変わることも。カメラならレンズキャップやストラップ、楽器なら専用ケースやメンテナンス用品など、購入時についていたものが全て揃っているほど高い査定額となります。
保存状態については、湿気や直射日光を避けて保管されていたかがポイントです。タンスの奥にしまわれていた品物は、意外に良好な状態を保っていることが多く、思わぬ高値がつくケースもあります。
セットで揃っているかどうか
食器類や本などは、バラバラよりもセットで揃っている方が格段に高い評価を受けます。ティーセットなら急須とカップ全てが揃っているか、百科事典なら全巻揃っているかで、査定額は大きく変わります。
漫画の全巻セットは特に顕著で、1冊あたり100円の査定でも、全巻揃えば1冊300円相当の査定額になることも。途中の巻が抜けていると、全体の価値が大幅に下がってしまいます。
食器セットの場合、一部が欠けていても、残りの食器だけで査定することは可能です。ただし、やはりセット価格に比べると単価は下がってしまうため、できるだけ同じシリーズのものはまとめて査定に出すことをおすすめします。
遺品整理の売却で注意すべきポイント
遺品を売却する際は、金銭面だけでなく、故人への想いや家族の気持ちにも配慮する必要があります。トラブルを避け、納得のいく取引にするための重要なポイントをお伝えします。
複数業者で査定する
一社だけの査定で決めてしまうのは、正直言って危険です。特に価値の判断が難しい骨董品や美術品については、最低でも2〜3社での査定を受けることで、適正価格の範囲を把握できます。
実際の例をお話しすると、ある掛け軸をA社では「5万円」と査定したものが、B社では「30万円」、C社では「50万円」という結果になったことがあります。これは各社の得意分野や販売チャネルの違いによるもので、決して珍しいことではありません。
ただし、やみくもに多くの業者に査定を依頼するのも考えものです。3〜4社程度に絞って、それぞれの査定根拠をしっかり聞くことが重要です。なぜその価格になるのか、市場価値はどの程度なのか、説明に納得できる業者を選びましょう。
悪質業者を避ける
残念ながら、遺品整理の際に悪質な業者による被害も報告されています。「今日中に決めてもらえれば高く買い取ります」といった脅迫めいた営業や、相場の半値以下で買い叩こうとする業者には十分注意してください。
信頼できる業者かどうかを見分けるポイントがいくつかあります。
- 古物商許可証をホームページや名刺に明記している
- 査定料、出張料、キャンセル料が完全無料である
- 査定価格の根拠を詳しく説明してくれる
- 押し買いや強引な営業をしない
- クーリングオフ制度について説明がある
- 運搬時の破損に対する保証制度がある
また、訪問前に必ず身分証明書の提示を求め、会社の所在地や連絡先を確認することも大切です。口コミサイトや評価サイトで、実際の利用者の声を確認することも判断材料の一つとなります。
家族間での合意形成を大切に
遺品の売却で最もトラブルになりやすいのが、家族間の意見の相違です。故人の思い出の品を売却することに対して、「お金に替えるなんて」と反対する家族もいれば、「現実的に処分費用を考えれば売却すべき」と考える家族もいます。
こうしたトラブルを避けるためには、事前に家族全員での話し合いの場を設けることが重要です。どの品物を売却するか、どの品物は形見として残すか、売却代金はどのように扱うかなど、全員が納得できるまで話し合いましょう。
特に高価な品物については、「なぜ売却するのか」「他に保管する方法はないのか」といった点も含めて議論することが大切です。一度売却してしまうと取り戻すことはできませんので、後悔のない判断をするために十分な時間をかけることをおすすめします。
遺品整理におすすめの買取業者の選び方
遺品整理では、様々なジャンルの品物を一度に査定してもらう必要があるため、業者選びは特に重要です。失敗しない業者選びのポイントを、実体験を交えてご説明します。
基本的に総合買取業者を利用する
遺品整理では、家電、家具、衣類、食器、本、骨董品など、実に多種多様な品物が出てきます。幅広い分野に対応できる総合買取業者を選ぶことで、一度の査定で効率的に作業を進められます。
例えば、当社のような総合買取業者の場合、絵画や茶道具などの骨董品から、パソコンやタブレットなどの家電製品まで、それぞれの分野に特化した査定士が連携して査定を行います。お客様にとっては、複数の専門業者を個別に探して連絡する手間が大幅に省けることになります。
また、まとめて査定することで、査定額の交渉もしやすくなります。「全体で○○万円になりますが、端数を切り上げて○○万円でいかがですか」といった調整も可能になるんです。
特に価値が高いものは専門業者も利用する
一方で、特に価値の高そうな品物については、その分野の専門業者での査定も検討する価値があります。骨董品なら骨董商、時計なら時計専門店、着物なら呉服店といった具合に、専門知識を持つ業者の方が適正な評価をしてくれる可能性が高いからです。
判断の目安としては、一般的な品物は総合買取業者で、明らかに価値が高そうな品物は専門業者でのセカンドオピニオンを取るという使い分けがおすすめです。
ただし、専門業者は扱える品目が限られるため、遺品整理全体の効率を考えると、まずは総合買取業者での一括査定から始めるのが現実的でしょう。
出張買取サービスの活用方法
遺品整理では大量の品物を扱うことが多いため、出張買取サービスの利用は必須と言えます。重い家具や大きな家電製品を店舗まで運ぶのは現実的ではありませんし、高価な骨董品を持ち運ぶリスクを考えると、やはり自宅まで査定に来てもらうのが安心です。
出張買取を利用する際のポイントは、出張費や査定料が完全無料の業者を選ぶことです。万が一査定結果に満足できなかった場合でも、費用負担なしでキャンセルできます。
また、出張査定では立ち会いが必要になりますので、家族の都合に合わせて日時調整できる業者を選ぶことも大切です。土日祝日の対応や、夕方以降の時間帯にも対応してくれる業者だと助かりますね。
安心・信頼できる業者の見分け方
信頼できる買取業者を見分けるためには、いくつかの確認ポイントがあります。
- 古物商許可証の確認
買取業を営むには古物商許可が必要です。許可番号をホームページで確認できる業者を選びましょう。 - 料金体系の透明性
査定料、出張料、キャンセル料が無料であることを明記している業者が安心です。 - 査定根拠の説明力
なぜその価格になるのか、市場価値はどの程度なのかを詳しく説明してくれる業者を選びましょう。 - 保証制度の充実
運搬時の破損に対する全額補償制度がある業者なら、万が一の際も安心です。 - 取引実績と口コミ
年間取引件数や累計取引件数、利用者の口コミ評価を確認しましょう。
これらの条件を満たしている業者であれば、安心して査定を依頼できるはずです。不安な点があれば、遠慮なく質問して、納得のいく回答が得られる業者を選ぶことが大切です。
遺品整理で売却する際の流れと手順
実際に遺品整理で品物を売却する際の具体的な流れを、段階別に詳しく解説します。事前の準備から現金化まで、スムーズに進めるためのコツもお伝えします。
事前準備と分類作業
査定をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。まずは売却対象となる品物を大まかに分類し、明らかに価値のないものと査定を受けたいものを分けておきましょう。
分類の際は、以下のような基準で整理すると効率的です。
- 高価格帯の可能性があるもの:貴金属、骨董品、ブランド品、時計、楽器など
- 中価格帯の可能性があるもの:家電製品、家具、着物、本、趣味用品など
- 価値不明だが査定したいもの:古いカメラ、レコード、おもちゃ、工具など
- 明らかに価値のないもの:壊れた家電、汚れのひどい衣類、雑誌など
また、付属品や箱、取扱説明書なども一緒にまとめておくことが重要です。時計の箱、ブランド品の保証書、家電の取扱説明書など、購入時についていたものは査定額アップにつながります。
この段階で、品物の写真を撮っておくのもおすすめです。後で「あれはどこにしまったっけ?」となることを防げますし、複数業者に査定依頼する際の参考資料としても活用できます。
査定から買取までの流れ
査定の申し込みから買取成立まで、一般的には以下のような流れになります。
- 査定申し込み
電話やメール、WEBフォームから査定の申し込みを行います。品物の概要や点数、出張希望日時を伝えます。 - 日時調整
業者から連絡があり、出張査定の日時を調整します。立ち会い者の確認も必要です。 - 出張査定実施
専門スタッフが自宅に訪問し、品物を一点ずつ査定します。所要時間は品物の量によって1〜3時間程度。 - 査定価格の提示
すべての査定が完了したら、品目別の査定額と合計金額が提示されます。 - 説明と質疑応答
査定価格の根拠や市場価値について詳しい説明を受けます。疑問点は遠慮なく質問しましょう。 - 買取成約・現金支払い
査定価格に納得できれば買取成約となり、その場で現金での支払いを受けます。
査定結果に納得できない場合は、遠慮なくキャンセルしてください。信頼できる業者であれば、キャンセル料を請求されることはありません。「少し検討したい」「他社の査定も受けたい」といった理由でも、全く問題ありません。
現金化のタイミングと注意点
多くの買取業者では、査定価格に合意いただければその場で現金支払いとなります。即日現金化は遺品整理において大きなメリットで、処分費用の支払いや相続手続きの資金として活用できます。
高額査定の場合(50万円以上など)は、安全性を考慮して銀行振込での対応を選択することも可能です。現金の持ち帰りが不安な場合や、後日の支払いを希望する場合は、遠慮なく相談してみてください。
現金を受け取る際は、以下の点に注意しましょう。
- 査定明細書の内容を必ず確認する
- 領収書を受け取り、大切に保管する
- 買取契約書がある場合は、内容を理解してから署名する
- クーリングオフの期間や条件を確認する
特に高額な取引の場合は、税務上の処理も必要になることがあります。相続財産の一部として売却した場合は、相続税の計算にも影響する可能性があるため、必要に応じて税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
遺品整理は心身ともに負担の大きい作業ですが、適切な買取業者を選び、価値のある品物を適正価格で売却することで、費用面での負担を大幅に軽減できます。何より、故人が大切にされていた品物が新しい持ち主のもとで再び愛用されることは、きっと故人にとっても喜ばしいことでしょう。
査定は無料ですので、迷ったらまずは相談してみることをおすすめします。思わぬ価値のある品物が見つかるかもしれません。
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