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売れない着物も買取可能?査定で断られた着物の処分方法と損しない選択肢
買取について
着物の査定で「買取できません」と言われたとき、ショックですよね。大切にしてきた着物や、家族から譲り受けた思い出の着物だからこそ、簡単に処分するのは気が進まないものです。
でも実は、別の業者に持っていくと買い取ってもらえることは珍しくありません。業者によって査定基準や再販ルートが大きく異なるため、諦めるのはまだ早いのです。
この記事では、売れないと言われる理由から、実は買取可能なケース、買取不可だった場合の処分方法まで、損をしない選択肢を解説します。着物を適切に手放すための参考にしてみてください。
「売れない着物」と言われる理由とは?
着物買取業者やリサイクルショップで査定を断られる理由は、主に3つのパターンに分かれます。
状態に問題がある着物
着物の買取を断られる最も多い理由が、状態の悪さです。シミやカビ、虫食いなど、修復が困難な汚れがある場合、再販に必要なクリーニング費用が見合わないため、買取を避けられます。
汚れの範囲が広いものや、カビや虫食いによる劣化が著しいものは、買取困難なケースがほとんどです。一度発生すると菌やニオイが移ってしまうカビは、徹底したクリーニングが必要ですが、それでも対応しきれない場合、再販が難しいため買取も不可となることがあります。
特に注意したいのがニオイです。タバコや防虫剤、香水、ペットのニオイが染み付いている場合、クリーニングでも落とせないため、リメイク用としても活用できず、買取は難しくなります。また、色あせや退色が目立つ着物も、再販が困難とみなされます。
サイズや素材に問題がある着物
丈が短い着物は、買取を断られやすい傾向にあります。日本人女性の平均身長が160cm前後ですので、極端に短い丈のものは、おはしょりでの調整や仕立て直しができず、着用できる方が限られてしまうのです。
素材も重要です。化学繊維やウールの着物は、新品でも比較的安価なため中古品の需要が低く、買取対象外としている業者も少なくありません。人気ブランドや芸能人御用達の着物を除き、素材の安価なものは買取できない場合があるのです。
また、喪服は着用シーンが限定されるうえ、家紋が入っているため再販が難しく、買取業者に好まれません。数百とある家紋は家庭によって異なるため、他の方が着用するのが難しいのです。
需要が少ない着物
流行から外れたデザインや、無名作家の作品で状態も良くない場合は、再販もリメイクも難しいと判断され、買取価格をつけるのが難しくなります。有名作家の着物や有名産地の着物であれば、多少の汚れがあっても生地としての価値が認められることがありますが、そうでない場合は買取が難しいでしょう。
実は「売れない着物」でも買取できるケースがある
一度「売れない」と言われても、諦めるのはまだ早いかもしれません。買取業者によって査定結果が大きく変わることは珍しくないのです。
買取業者によって査定基準が異なる
「A社では買取不可と言われたのに、B社では買い取ってもらえた」というケースは実は頻繁にあります。
理由は、買取業者の再販ルートの違いにあります。店舗販売をメインにしている業者は状態を厳しくチェックしますが、海外輸出ルートを持つ業者や、リメイク業者への卸売をしている業者なら、多少の汚れは問題視されません。また、訪日外国人向けのレンタル着物として活用する業者もあり、完璧な状態でなくても買い取ってもらえる可能性があります。
複数の業者に査定を依頼するのは手間に感じるかもしれませんが、出張買取を利用すれば自宅にいながら査定を受けられるため、負担は少ないでしょう。
一部に汚れがあってもリメイク用として需要がある
着物全体に汚れがある場合は難しいかもしれませんが、一部にだけシミや汚れがある場合、リメイク用として買い取ってもらえることがあります。
着物は反物を縫ったものなので、縫い目をほどくと布地として再活用できます。汚れていない部分を切り取り、バッグやポーチなどの和装小物にリメイクする需要があるのです。特に、大島紬や友禅といった有名産地の着物や正絹の着物であれば、生地そのものに価値があるため、一部に汚れがあっても買取可能となるケースがあります。
まとめて査定に出すと買取可能になることも
着物を1枚だけ査定に出すよりも、複数枚まとめて査定に出した方が、柔軟に対応してもらえることがあります。
例えば、5枚のうち3枚は状態が良く、2枚は多少の汚れがある場合、状態の良い3枚を高めに評価することで、トータルとして買取可能と判断されることがあるのです。また、着物だけでなく、帯や草履などの付属品も一緒に査定に出すと、より高い評価を得られることがあります。
生前整理や遺品整理で大量の着物が出てきた場合は、まとめて査定に出すことをおすすめします。
売れない着物を買取してもらうためのポイント
「売れない」と言われないためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。買取成功率を高めるための3つのポイントをご紹介します。
着物買取専門業者を選ぶ
着物を売る際、最もおすすめなのは着物買取専門業者です。専門知識を持つ査定士が在籍しているため、産地や素材などのあらゆる角度から価値を見極めてくれます。
リサイクルショップでも着物を買い取ってくれる店舗はありますが、専任スタッフが不在で適正な査定金額をつけられないことも少なくありません。着物に精通したスタッフがいない場合、買取価格にはあまり期待できないでしょう。
着物買取専門業者であれば、最新の買取相場を基準に、価値に合った適正価格で買取してもらえます。実績が豊富で着物の専門知識を備えた査定士が対応している、信頼できる買取店を選びましょう。
出張買取に対応している業者を選べば、複数枚ある場合でも持ち運ぶ手間がかかりません。査定に出す前には、公式サイトで査定士の実績や買取実績、口コミなどを確認することをおすすめします。
査定前に最低限の手入れをする
査定に出す前に、最低限の手入れをしておくと、査定士に良い印象を与えられます。
まず、着物についたホコリを柔らかいブラシや布で優しく払い落としましょう。長い間クローゼットに保管していた着物は、ホコリが溜まっていることが多いため、きれいにしておくだけで見た目の印象が変わります。
次に、風通しの良い場所で陰干しをすると、湿気やニオイが多少改善されます。ただし、直射日光に当てると色あせの原因になるため注意が必要です。
過度なクリーニングは不要です。無理にシミを落とそうとすると、かえって生地を傷める可能性があります。クリーニング費用をかけても、その分査定額が上がるとは限らないため、そのままの状態で査定に出す方が賢明です。見栄えを整える程度の手入れで十分ですので、気軽に取り組んでみてください。
証紙や付属品を揃える
有名作家や有名産地の着物の場合、証紙や落款があるかないかで、査定額が大きく変わることがあります。
証紙は作家ものであることや産地を証明する紙、落款は着物が完成したときに押される印です。これらがあれば、その着物が本物であることを証明でき、高価買取が期待できます。
また、購入時の箱やたとう紙も、できる限り用意しましょう。新品の状態に近いことを示すことができれば、査定士により高く評価してもらえる可能性があります。着物を購入した際の付属品は、捨てずに保管しておくことが大切です。査定に出す際には、着物と一緒に証紙や付属品も忘れずに持参してください。
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どうしても買取不可だった着物の処分方法
複数の業者に査定を依頼しても買取不可と言われた場合、どのように処分すればよいのでしょうか。買取以外の選択肢を4つご紹介します。
NPO・NGO団体に寄付する
買取業者で売れない着物は、寄付を検討してみましょう。NPOやNGO団体では、不要になった衣類の寄付を募り、海外の支援として輸出したり、途上国の自立支援としてリメイク作品を制作したりしています。
寄付という形で社会貢献ができるのは、大きな魅力です。ただし、送料や梱包代、寄付金などの負担がかかることには注意が必要です。また、衣類の寄付が多く受け入れを停止している団体もあるため、事前に受け入れ可能かどうかを確認しましょう。
着物をリメイクして活用する
着物を手元に残しておきたい場合は、リメイクして新しいアイテムに生まれ変わらせるのも一つの方法です。
ハンドメイドが得意な方なら、着物の生地を使ってバッグやポーチ、ヘアアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。着物は縫い目をほどくと布地として再活用できます。柄が気に入っている着物ならスマホケースに、生地全体を使うならワンピースにリメイクできます。
ご自身で制作するのが難しい場合は、リメイク専門業者に依頼する選択肢もあります。ただし、リメイクは時間がかかるため、早めに処分したい方は他の方法を選ぶことをおすすめします。
不用品回収業者に依頼する
処分したい着物の数が多いときや、着物以外の不用品もまとめて処分したいときは、不用品回収業者に回収してもらうのも選択肢です。
汚れや虫食いがひどい着物でも回収してくれる点が魅力ですが、「トラック1台につき●円」のように処分費用が発生します。家庭から出るごみを処分する業者は、市区町村から「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要なため、無許可の業者を選ばないよう注意しましょう。
自治体のゴミとして処分する
着物を最も簡単に処分できるのは、自治体のごみ回収サービスです。多くの自治体では、「可燃ごみ」「資源ごみ」「古布」として着物を回収しています。回収費用が無料の自治体も多く、気軽に利用できます。
ただし、お住いの自治体のルールに従って出さなくてはなりません。地域によっては雨の日を避ける、汚れのある衣類は少量ずつ出すなどと決められているため、事前に確認しましょう。
着物買取で損をしないための業者選びのコツ
買取業者選びは、査定結果を大きく左右します。損をしないための3つのコツをご紹介します。
着物の買取実績が豊富な業者を選ぶ
買取実績が豊富な業者は、多様な着物を査定してきた経験があるため、正確な査定が期待できます。特に、有名作家の着物や特定の産地の着物など、希少性の高い着物でも見逃しなく評価してくれる可能性が高いでしょう。
公式サイトには、過去の買取事例や累計買取点数などが掲載されていることが多いため、確認しておくとよいでしょう。累計買取点数が数百万点を超える業者や、創業から長年の実績がある業者は、信頼性が高いと言えます。
また、口コミや評判をチェックするのもおすすめです。実際に利用した方の声を参考にすることで、信頼できる業者かどうかを判断しやすくなります。
出張買取・店頭買取・宅配買取に対応している
複数の買取方法に対応している業者を選ぶと、自分に合った方法で査定を受けられるため便利です。
出張買取は、査定士が自宅に訪問して査定をする方法です。着物は一枚一枚がかさばり重いため、出張買取なら移動の負担なくスムーズに取引を進められます。特に、着物が複数枚ある方や、高齢で持ち運びが難しい方、地方に住んでいる方は、出張買取サービスがある業者を選ぶとよいでしょう。
店頭買取は、近くに店舗がある場合や、すぐに査定結果を知りたい場合に便利です。宅配買取は、自宅にいながら査定を受けられますが、送付の手間がかかります。
いずれの方法を選ぶにしても、査定料や出張料、送料、キャンセル料などの手数料が無料かどうかを事前に確認しておくことが大切です。手数料が無料であれば、気軽に査定を依頼できます。
他の品目も買取可能な業者だと便利
着物以外の買取にも対応している業者を選ぶと、効率的に不用品を整理できます。
着物自体に値段がつかなくても、その場でほかの不用品も査定してもらえるため、思わぬ高値がつくこともあるでしょう。帯や和装小物だけでなく、アクセサリーやブランド品、骨董品、貴金属なども査定してもらえるケースがあります。
着物が売れなかった場合でも、他の品で査定額がつけば、出張買取を依頼した意味があったと感じられるでしょう。査定を依頼する際には、業者の買取品目も確認しておきましょう。
売れない着物の買取に関するよくある質問
Q1. 一度断られた着物でも他の業者なら売れますか?
はい、十分に可能性があります。買取業者によって査定基準や再販ルートが異なるため、A社で断られた着物がB社では買取可能となることは珍しくありません。複数の業者に査定を依頼することで、思わぬ金額がつくこともあるでしょう。
Q2. シミがある着物は絶対に売れませんか?
シミがあっても、必ずしも売れないわけではありません。シミの程度や位置によっては、買取可能な場合もあります。一部にだけシミがある場合、汚れていない部分を生地として活用する需要があるため、リメイク用として買い取ってもらえることがあります。
Q3. ウールや化学繊維の着物を買取してくれる業者はありますか?
ウールや化学繊維の着物は買取不可としている業者も少なくありませんが、すべての業者が断るわけではありません。一部の業者では買取可能な場合もあるため、査定に出す前に業者のWebサイトなどから買取対象の素材を確認しておくとよいでしょう。
Q4. 丈が短い着物は仕立て直せば売れますか?
丈が短い着物は、仕立て直しても需要が限られるため、買取は難しい傾向にあります。また、自分で丈や袖を裁断した着物は、査定額が下がることがあるため注意してください。ただし、柄や保存状態によっては買い取ってもらえるケースもあるため、まずは査定に出してみることをおすすめします。
Q5. 買取不可と言われた場合、無料で引き取ってもらえますか?
業者によっては、買取不可の着物でも無料で引き取ってくれることがあります。出張買取に対応している業者の中には、処分サービスとして引き取ってくれるところがあるため、確認してみるとよいでしょう。引き取ってもらえない場合は、寄付や自治体のごみ回収サービスを利用する方法もあります。
まとめ:売れない着物でも諦めずに複数の選択肢を検討しよう
「売れない着物」と一度言われても、それが最終判断ではありません。業者によって査定基準や再販ルートが大きく異なるため、別の業者に持っていくと買い取ってもらえることは珍しくないのです。
着物買取専門業者に複数査定を依頼することで、適正な価値を見出してもらえる可能性が高まります。出張買取を利用すれば、自宅にいながら複数の業者に査定してもらえるため、手間もかかりません。
どうしても買取不可だった場合でも、寄付やリメイク、不用品回収、自治体のごみとしての処分など、選択肢は多数あります。ご自身の状況や着物への思い入れに合わせて、後悔のない方法を選んでみてください。
大切にしてきた着物だからこそ、諦めずに最善の方法を探してみましょう。
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