
トータルの査定コラム
COLUMN買取のことをもっと詳しく知れるお得な知恵をお届け!
モバイルバッテリーは何年使える?寿命は1年半が目安|充電回数とリチウムイオン電池の劣化サインを解説

「最近、モバイルバッテリーの持ちが悪くなってきた」「充電に時間がかかるようになった」そんな経験はありませんか?
実は、モバイルバッテリーの寿命は約1年半(充電回数300~500回)が目安とされています。毎日使っている人なら、そろそろ買い替えを検討する時期かもしれません。
この記事では、モバイルバッテリーが何年使えるのか、寿命のサインの見分け方、リチウムイオン電池を長持ちさせる使い方まで詳しく解説します。適切な使い方を知れば、寿命を2年以上に延ばすことも可能です。
さらに、安全な処分方法まで網羅しているので、今使っているモバイルバッテリーの状態が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
モバイルバッテリーの寿命は何年が目安?
スマホと同じように、モバイルバッテリーにも寿命があります。新品の時はスマホを2~3回充電できたのに、最近は1回でギリギリ…なんて経験ありませんか?
実はこれ、バッテリーが寿命に近づいているサインかもしれません。モバイルバッテリーの寿命を知っておくことで、突然使えなくなって困る事態を避けられます。
一般的な使用年数は1~2年
モバイルバッテリーの寿命は、だいたい1年から2年程度が目安となります。これは毎日使った場合の話で、実際は1年半くらいで「そろそろかな」と感じる人が多いようです。
ただし、これはあくまで平均的な数字。週末だけ使うという人なら3~4年持つこともありますし、逆にヘビーユーザーなら1年もたないこともあります。
充電回数300~500回が寿命の目安
モバイルバッテリーの寿命を回数で表すと、充電サイクル300~500回というのが一般的です。充電サイクルというのは、0%から100%まで充電して使い切るまでを1回とカウントする方法です。
50%から100%に充電した場合は0.5サイクルになるので、実際の充電回数はもっと多くなります。毎日フル充電すると仮定すれば、300回なら約10ヶ月、500回なら約1年4ヶ月という計算になりますね。
使用頻度による寿命の違い
使い方によって寿命は大きく変わってきます。毎日フル充電して使い切る人なら約1年半、3日に1回程度の使用なら約4年持つ計算になります。
とはいえ、使わなくても劣化は進みます。リチウムイオン電池は放置していても徐々に容量が減っていく性質があるんです。災害用に保管しているモバイルバッテリーも、定期的なチェックが必要ということです。
モバイルバッテリーの寿命を見分ける4つのサイン
「なんか最近調子が悪いな」と感じたら、それは寿命のサインかもしれません。モバイルバッテリーが寿命に近づくと、いくつかの特徴的な症状が現れます。
これらのサインを見逃さないことで、突然使えなくなるトラブルを防げますし、危険な状態での使用も避けられます。
充電時間が長くなった
以前は2~3時間で満充電になっていたのに、最近は5時間以上かかる…これは典型的な寿命のサインです。充電効率が落ちているということなんです。
リチウムイオン電池が劣化すると、電気を蓄える能力が低下します。同じ量を充電するのに時間がかかるようになるわけです。特に購入から1年以上経っている場合は、そろそろ買い替えを検討する時期かもしれません。
バッテリーの減りが早い
フル充電したはずなのに、スマホを1回充電しただけで空っぽ。これも寿命が近づいている証拠です。新品の頃と比べて明らかに持ちが悪くなったと感じたら要注意。
実際の容量が、表示上の容量よりも少なくなっているんです。10,000mAhと書いてあっても、実際は6,000mAh程度しか蓄えられていない…なんてことも。こうなると、もう元には戻りません。
本体が熱くなる・膨張している
充電中や使用中に異常に熱くなるのは、かなり危険なサインです。触れないほど熱い場合は、すぐに使用を中止してください。
さらに危険なのが、バッテリーの膨張です。本体が膨らんでいたり、カバーが浮いていたりしませんか?これはリチウムイオン電池が劣化してガスが発生している状態。最悪の場合、発火や爆発の恐れもあります。膨張を見つけたら、絶対に使い続けないでください。
1年以上毎日使用している
特に不具合を感じていなくても、毎日使って1年以上経過しているなら、寿命は確実に近づいています。見た目は問題なくても、内部では劣化が進んでいるんです。
1年半を過ぎたら、いつ寿命が来てもおかしくない時期。予備のモバイルバッテリーを用意するか、早めの買い替えを考えた方がいいでしょう。急に使えなくなって困る前に、計画的な交換がおすすめです。
リチウムイオン電池が劣化する原因
モバイルバッテリーの寿命は、中に入っているリチウムイオン電池の劣化が原因です。スマホにも使われているこの電池、実はとてもデリケートな性質を持っているんです。
劣化の原因を知っておけば、避けられるダメージもあります。なぜバッテリーが劣化していくのか、その仕組みを見ていきましょう。
充電サイクルによる自然劣化
リチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すたびに少しずつ劣化していきます。これは避けられない自然な現象で、使えば使うほど容量が減っていくんです。
電池の内部では、充電のたびに化学反応が起きています。この反応を何百回も繰り返すうちに、電極が傷んだり、電解液が劣化したりして、だんだん電気を蓄える能力が落ちていきます。新品時の80%以下になったら、一般的に寿命とされています。
高温・低温環境での使用
リチウムイオン電池にとって、極端な温度は大敵です。特に高温環境は劣化を加速させる最大の要因。真夏の車内に放置なんて、絶対にNGです。
45℃以上の環境では、電池内部の化学反応が異常に活発になり、急速に劣化が進みます。逆に5℃以下の低温も、電池の性能を大きく低下させます。理想的な使用温度は15~25℃くらい。エアコンの効いた室内で使うのが一番なんです。
過充電・過放電の影響
100%の状態で充電し続ける「過充電」、0%のまま放置する「過放電」。どちらもバッテリーに大きなストレスをかけてしまいます。
満充電の状態は電圧が高く、電池に負担がかかっている状態です。逆に完全に空っぽの状態で放置すると、電池が深いダメージを受けて、最悪の場合は二度と充電できなくなることも。適度な充電状態を保つことが、長持ちの秘訣なんです。
モバイルバッテリーを長持ちさせる6つの使い方
せっかく買ったモバイルバッテリー、できるだけ長く使いたいですよね。実はちょっとした工夫で、寿命を大幅に延ばすことができるんです。
特別な道具は必要ありません。日々の使い方を少し変えるだけで、1年半の寿命を2年以上に延ばすことも可能です。今日から実践できる6つのコツを紹介します。
充電は80%程度で止める
意外かもしれませんが、フル充電はバッテリーの寿命を縮めるんです。80%くらいで充電を止めるだけで、劣化のスピードがぐっと遅くなります。
リチウムイオン電池は、満充電の状態が一番ストレスを受けやすいんです。80%なら十分使えますし、バッテリーにも優しい。完璧主義は捨てて、ほどほどが一番ということです。
充電しながらの使用を避ける
モバイルバッテリーで充電しながらスマホを使う…これ、実はバッテリーキラーな使い方です。充電と放電を同時に行うと、内部で熱が発生して劣化が加速します。
充電中はスマホを休ませる。これだけでモバイルバッテリーの寿命は確実に延びます。どうしても使いたい時は、充電を一旦止めてから使うようにしましょう。
適切な温度環境で使用・保管する
バッテリーにとって快適な温度は15~25℃。人間が過ごしやすい温度と同じくらいです。真夏の車内や、冬の屋外に放置するのは避けてください。
特に充電中は熱を持ちやすいので、風通しの良い場所で充電するのがポイント。布団の中で充電なんて、熱がこもって最悪です。涼しい場所で充電すれば、それだけで寿命が延びます。
バッテリー残量0%での放置を避ける
使い切ったまま引き出しに放置…これは絶対にやってはいけません。過放電という状態になって、最悪の場合は二度と充電できなくなります。
残量が20%を切ったら充電する習慣をつけましょう。完全に使い切る必要はないんです。むしろ、ある程度残量がある状態で充電する方が、バッテリーには優しいんです。
長期保管時は50~80%の充電状態を保つ
災害用に保管している人も多いと思いますが、保管時の充電量は50~80%がベストです。満充電でも空っぽでもダメなんです。
3ヶ月に1回は充電状態をチェックして、減っていたら補充。これで長期保管でも劣化を最小限に抑えられます。
充電完了後はすぐにケーブルを外す
充電が終わったのに、朝までつなぎっぱなし…よくやりがちですが、これも寿命を縮める原因です。過充電を防ぐためにも、充電が終わったらすぐに外しましょう。
寝る前の充電は避けて、日中に充電するのがおすすめ。タイマー付きのコンセントを使うのも良い方法です。
買い替えタイミングの判断基準
モバイルバッテリーの調子が悪くなってきたら、修理より買い替えを考える時期です。でも、まだ使えるのに捨てるのはもったいない…そんな迷いもありますよね。
安全性と実用性の両面から、適切な買い替えタイミングを見極めることが大切です。無理に使い続けるより、早めの交換が結果的にお得になることもあります。
安全性を優先すべき危険な症状
以下の症状が出たら、即座に使用を中止して買い替えを検討してください。これらは事故につながる危険なサインです。
本体の膨張、異常な発熱、焦げ臭いにおい、液漏れ…どれか一つでも該当したら、もう使ってはいけません。特に膨張は発火や爆発の前兆。「まだ使える」なんて考えは捨てて、安全を最優先に考えましょう。
使用期間と充電回数から判断する方法
毎日使って1年半、週2~3回の使用で2年以上経っていたら、そろそろ買い替えの検討時期です。充電回数でいえば、300回を超えたあたりから性能低下が目立ち始めます。
スマホを1回充電するのがやっとになったら、実用性の面でも限界です。新品時の半分以下の性能になっているはずなので、ストレスを感じながら使い続けるより、新しいものに交換した方が快適ですよ。
まずは気軽にかんたん買取査定!
買取額がすぐ分かる
新しいモバイルバッテリーの選び方
買い替える時は、今使っているものより容量が大きいモデルを選ぶのがおすすめ。技術の進歩で、同じサイズでも容量が増えていることが多いんです。
急速充電対応、複数ポート搭載、ワイヤレス充電機能など、新しい機能もチェックしてみてください。PSEマークがついた安全性の高い製品を選ぶことも忘れずに。価格だけで選ばず、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
寿命を迎えたモバイルバッテリーの処分方法
寿命が来たモバイルバッテリー、そのままゴミ箱にポイッ…これは絶対にNGです。リチウムイオン電池は適切に処分しないと、火災や環境汚染の原因になってしまいます。
実は処分方法はとても簡単。正しい方法を知っていれば、安全に、そして環境にも優しく処分できるんです。
リサイクルボックスへの廃棄手順
家電量販店やホームセンターに設置されている小型充電式電池リサイクルボックスを利用するのが一番簡単です。黄色や緑色の専用ボックスが、たいていサービスカウンター付近にあります。
持ち込む前に絶縁処理をして、そのままボックスに入れるだけ。無料で回収してもらえますし、きちんとリサイクルされるので環境にも優しい。自治体の回収日を待つ必要もありません。
絶縁処理の重要性
処分前に必ずやっておきたいのが端子部分の絶縁処理です。USBポートや充電ポートにセロハンテープやビニールテープを貼るだけでOK。これでショートによる発火を防げます。
たったこれだけの手間で、回収時の事故を防げるんです。面倒に思うかもしれませんが、安全のために必ず実施してください。テープがない場合は、端子部分をラップで覆うだけでも効果があります。
膨張したバッテリーの取り扱い注意点
膨張したモバイルバッテリーは特に慎重な取り扱いが必要です。無理に押さえつけたり、分解したりは絶対にしないでください。
金属製の缶などに入れて、できるだけ早く回収場所へ。店舗によっては膨張したバッテリーの回収を断られることもあるので、事前に電話で確認するのがベストです。メーカーに問い合わせれば、適切な処分方法を教えてもらえることもあります。
まとめ
モバイルバッテリーの寿命は、毎日使った場合で約1年半、充電回数にして300~500回が目安です。充電に時間がかかる、バッテリーの減りが早い、本体が熱くなるなどの症状が出たら、寿命のサインかもしれません。
長持ちさせるコツは、80%充電で止める、充電しながらの使用を避ける、適切な温度で保管するなど、ちょっとした心がけで実践できることばかり。特に膨張などの危険な症状が出たら、安全を最優先に早めの買い替えを。
処分する時は、必ず絶縁処理をしてからリサイクルボックスへ。正しい使い方と処分方法を守れば、安全で快適なモバイルライフを送れますよ。
まずはお気軽にお問い合わせください

























