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ブランデーはいくらで売れる?買取相場まとめ
骨董品ブランデーはぶどうを原料にした蒸留酒です。ウイスキーのような見た目ではありますが、ワインを蒸留して造っているので、ぶどう由来の華やかな香りややわらかい味わいが特徴で、古くからファンの多いハードリカーでもあります。昭和の頃は「ナポレオン」と呼ばれるブランデーを、大切に飲んでいた方もいるかも知れません。今回はブランデーの買取相場についてご紹介します。
【ブランド別】ブランデーの買取相場
近年人気が高く、価格が高騰しているウイスキーと同様に、ブランデーもものによっては高価買取が可能なお酒です。
ここでは主なブランデーの銘柄がどのくらいの価格で買い取られているのかをご紹介します。
レミーマルタンの買取相場
レミーマルタンは1724年にフランスのコニャック地方で創業したコニャックの生産者です。
コニャックは世界三大ブランデーのひとつで、フランス産のブランデーの中でもさまざまな厳しい基準をクリアしたもののみが名乗れるものです。
レミーマルタンはそのなかでも最上級のコニャック・フィーヌ・シャンパーニュのみを造っているメゾンでもあります。
美しいデザインのボトルが使われたものや、リニューアル前の古いものに人気があり、1万円~4万円程度の値段がつくことがあります。
レミーマルタンの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
レミーマルタン・エクセレンス・バカラ(箱付き) | 40,000円 |
レミーマルタン・エクストラ(旧ボトル) | 14,000円 |
レミーマルタン・XO(旧ラベル) | 8,000円 |
カミュの買取相場
カミュは1863年に創立したコニャックのメゾンで、家族経営のメゾンの中では最大の規模を誇ります。
5世代にわたり最高峰のコニャックを生み出し、香り高く繊細でまろやかな味わいに定評のある生産者です。
カミュのブランデーの買取相場は2千円~3万円程度と幅がありますが、洗練された美しいボトルに入った最上級のものが人気で、ものによっては10万円を超える値段がつきます。
カミュの参考買取相場は下記になります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
カミュ・バカラ・トラディション | 110,000円 |
カミュ・グランマルキ・サンルイ | 25,000円 |
カミュ・カラフェ・バカラ | 10,000円 |
ヘネシーの買取相場
ヘネシーは1765年にフランス・コニャック地方で創立したコニャックのメゾンです。
1817年、のちのイギリス国王であるジョージ4世が「非常に優れた、古くて澄んでいるコニャック」をヘネシーに注文したことから、今はブランデーで一般的な格付けとなっているV.S.O.Pが、その頭文字を取り誕生したというエピソードがあります。
全体的に辛口のはっきりとした味わいのコニャックを造っていますが、格が高くなるにつれ、口当たりがまろやかになる傾向があります。
ヘネシーの買取相場は3千円~6万円程度と幅が広いですが、リニューアル前の旧ボトルに入ったものが特に人気となっています。
ヘネシーの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
ヘネシー・パラディ・エクストラ(旧ボトル・箱付き) | 60,000円 |
ヘネシー・エクストラ(旧ボトル) | 23,000円 |
ヘネシーV.S.O.P(旧ボトル) | 6,000円 |
マーテルの買取相場
マーテルは1715年にコニャック地方で創立したメゾンです。
5大コニャックのひとつでもあり、貴族が愛飲していたコニャックの造り手として、長い歴史を誇ります。
コニャックメーカーのなかでも伝統的な製法を守り続けていることでも知られ、華やかで美しい味わいと香りに定評があります。
マーテルの買取相場は2千円~3万円前後までと幅が広いですが、バカラのボトルに入った箱付きのものは7万円を超えるものもあります。
マーテルの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
マーテル・コルドンブルー・バカラ | 77,000円 |
マーテル・アルジャン | 35,000円 |
マーテル・V.S.O.P・メダイヨン(旧ボトル) | 6,000円 |
クルボアジェの買取相場
クルボアジェは1809年にパリで創業されたコニャックメーカーです。
1928年にパリからコニャック地方に工場を移し、今でもそこで上流から瓶詰めまでを行っています。
ナポレオンが愛したことでも知られるメゾンで、クルボアジェは「ナポレオンのコニャック」とも呼ばれています。
1910年、クルボアジェがはじめてグレードごとにコニャックを分け、ダイヤモンドが暮らすごとに1~4個つけたものを発売しました。
これはのちのブランデーの格付けにも影響を与えたと言われています。
クルボアジェの買取相場は3千円~3万円程度となりますが、なかには15万円程度になる希少なものもあります。
クルボアジェの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
クルボアジェ・エルテコレクション | 30,000円 |
バカラ・クルボアジェ・ナポレオン(箱・替え栓つき) | 14,000円 |
クルボアジェ・ナポレオン・インペリアルゴールド | 4,500円 |
ハインの買取相場
ハインは、大元となるコニャックハウスが1763年に創業され、ハインという名前に変わったのが1817年という、250年の歴史を誇る伝統的なコニャックメーカーです。
古くからイギリスに輸出されていた世界的なメーカーでもあり、V.S.O.P以上のクラスのコニャックしか造らないことで知られています。
ハインのブランデーの買取相場は3千円~7万円程度までとかなり幅があり、デキャンターに入ったものでグラスや替え栓がセットになったものになると30万円を超える場合もあります。
ハインの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
ハイン・マリアージュ(箱付き) | 100,000円 |
ハイン・ファミリーリザーブ | 30,000円 |
ハイン・リモージュデキャンタ | 5,500円 |
ハーディーの買取相場
ハーディーはイギリス人のアンソニー・ハーディーが、フランスに移住して1863年に創業したコニャックメーカーです。
20世紀の半ばほどまで、ロシアや東欧に樽のままブランデーを輸出しており、瓶詰めのコニャックを販売するようになったのは戦後のことです。
高価なコニャックをいろいろと販売していることでも知られますが、アール・ヌーヴォーの作家であるドームやラリックのデザインしたボトルに入ったものは1本300万円を超えるものもあり、買取相場も非常に幅のあるものになっています。
ハーディーの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
ハーディー・ノース・ド・ペルル グランドシャンパーニュ (替え栓、化粧箱、外箱つき) | 150,000円 |
ハーディー・ノース・ド・ディアマン | 85,000円 |
ハーディー・エクストラリモージュ(鶏) | 10,000円 |
シャボーの買取相場
シャボーはフランス・アルマニャック地方で1828年に創業されたアルマニャックのメゾンです。
フランスでは輸出量ナンバーワンのアルマニャックとして知られており、しっかりとしたボディがある華やかな香りのブランデーを造っています。
アルマニャックはコニャックよりも販売価格が低めであることもあり、買取相場もそれに応じて少し低めとなっており、1千円~1万円前後がその目安となります。
シャボーの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
シャボー・グース・ゴールド | 7,500円 |
シャボー・XO | 2,000円 |
シャボー・ナポレオン | 1,700円 |
ゴーティエの買取相場
ゴーティエは1600年代からブランデーを造っている、非常に歴史のあるフランスのコニャックメーカーです。
2020年にはフランス革命以前の、1762年のブランデーがオークションにかけられ、1600万円もの値段がついたことで話題となりました。
ゴーティエの熟成庫は川沿いにあり、湿度が高いためにブランデーの蒸発が少なく、スムースでまろやかな味わいにコニャックが仕上がることで知られています。
ゴーティエの買取相場は2千円~1万円前後となりますが、フィッシュボールやランタン、コンコルドなどのボトルに入ったものに人気があります。
ゴーティエの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
ゴーティエ・コニャック・ランタン | 10,000円 |
ゴーティエ・コンコルド | 6,000円 |
ゴーティエ・コニャック・フィッシュボール | 2,200円 |
サンペの買取相場
サンペは1934年に創業したアルマニャックメーカーです。
他のメゾンと比べて歴史こそ浅いですが、その重厚な味わいからその名を馳せるまでに時間はかかりませんでした。
サンペのブランデーはボトルのデザインが個性的で、王冠の形をしたものが人気となっています。
買取相場は2千円~3万円前後とかなり幅がありますが、バカラのデキャンターに入ったものは特に高値がつく傾向にあります。
サンペの参考買取相場は下記となります。
銘柄名 | 参考買取相場 |
サンペ バカラ・ナポレオンクラウン | 35,000円 |
サンペ バカラボトルブランデー | 12,000円 |
サンペ・エクストラブランデー | 2,000円 |
高く売れるブランデーの特徴
ブランデーのなかでも高価買取してもらえるものには特徴があります。
下記のようなことを踏まえて買取りに出すと高い値段が付く場合があります。
等級が高い
ブランデーにはランクがあり、それに従って販売価格も高くなるため、買取の場合も同様に等級が高いほど値段が高くなります。
ブランデーの等級は下記になりますが、下に行くほど等級が高くなります。
スリースター
V.S.
V.S.O.P
ナポレオン
X.O.
Extra(エクストラ)、Hors d’age(オール・ダージュ)、Heritage(ヘリテージ)など
保存状態が良い
どんなものもを買い取る場合もそうですが、保存状態が良いものは高い値段がつきます。
ブランデーのようなハードリカーは変質しにくいと考えている人もいるかも知れませんが、やはり日の当たるところや振動のあるところ、乾燥がひどいところに置いておくと変質し、液面も減ってしまいます。
ボトルの液面が下がっておらず、ラベルや化粧箱、外箱がきれいなものほど高値になります。
人気があるブランド
ブランデーのなかでも5大コニャックのような人気のあるブランドのものは高値買取してもらえる可能性が高いと言えます。
5大コニャックにあたるのは、レミーマルタン、カミュ、ヘネシー、クルボアジェ、マーテルになります。
買取査定に出す場合は、あらかじめ銘柄を確認しておくと良いでしょう。
買取してもらえないブランデーもある?
ブランデーにも他のお酒と同じように値段がつかないものもあります。
下記のようなものは買取できないので、買取査定に出すときに気をつけるようにしましょう。
開栓してあるブランデー
それがどんなに高価なブランデーだったとしても、開栓してしまったものは買取不可となります。
高価だから少しくらい減っていてもと思うかもしれませんが、食品として安全を保証できないためです。
ブランデーに限らず、お酒は未開封のもののみ買い取ってもらえる可能性があることを覚えておきましょう。
中身が空でボトルだけ
ブランデーのボトルはバカラやリモージュなどの高価なものが使われている場合が多いですが、中身はなくボトルだけでは買取ができません。
ブランデーのボトルは中に入っているブランデーのために作られているものでもあるので、中身がないものは査定に出しても値段がつきません。
等級が低いブランデー
スリースターやV.S.などの等級の低いブランデーは、たとえ旧ボトルなどでも買取ができません。
等級の低いブランデーは嗜好品としての価値が低いためです。
査定に出すならV.S.O.P以上の等級のものを出すようにしましょう。
開栓済み・空ボトルでも、希少酒なら値段がつく可能性も?
開栓済みのものや空ボトルでも、世界で販売されている数がごくわずかの希少酒であれば値段がつくかというと、バカラの空ボトルには値段が付く場合もあります。
もしバカラの空ボトルがあったら、査定してもらえるか確認するといいでしょう。
中身に関しては、たとえ希少なブランデーであっても、買取対象にはならないことを覚えておきましょう。
ブランデーの買取業者4選
家にずっとしまってあった高価なブランデーを買取査定に出すなら、下記の業者がおすすめです。
なんでも査定のトータル
なんでも査定のトータルは、無料出張買取の専門店です。
取り扱い品目の幅が広く、詳しい知識の必要なブランデーも、専門的な知識を持つ査定員がきちんと査定してくれるので安心です。
また、どんなものを査定するときも、査定に出した商品に対する思いや、手放すに至った経緯などを聞いた上で、その人の状況に寄り添った査定をしてくれるのが人気となっています。
自宅で父親が保管していたナポレオンも、状態によってはオールドボトルとしての価値を考えて査定をしてくれるので、安心して買い取ってもらえます。
買取リカーズ
買取リカーズはお酒全般を買い取る、出張買取と宅配買取の専門店です。
ブランデーはしっかりとしたボトルに入っているケースも多く、重たいので店頭買取となると大変ですが、出張買取や宅配買取であれば持ち運ぶ必要もないので、気軽にまとめて査定してもらうことができます。
買取リカーズではバカラの空ボトルも買い取ってもらえるので、もし家に飲み終えたブランデーのボトルが残っていたら、査定してもらうといいでしょう。
バイセル
バイセルは不用品買取の実績が非常に多いことで知られている買取業者です。
出張買取だけでなく、宅配買取や店頭買取も行っているので、ブランデーを1本だけ買い取ってほしいという場合にも使いやすいといえます。
買取品目の幅は広く、ブランデーをはじめとしたお酒の買取も行っています。
相談は無料でクーリングオフのシステムがあるため、買い取ってもらったものの価格に納得がいかなかったり、やはり手放すのはやめたいといったときにも便利です。」
ブランデー売却までの3ステップ
ブランデーを売却するまでにはいくつかの手順を踏む必要があります。
下記のようなステップを経て売却となるので、飲まないブランデーが家にある方で売却を考えている方は頭の隅に置いておくと良いでしょう。
買取業者に問い合わせ
まず、買取業者に問い合わせをすることから始めます。
ネットの問い合わせ欄には、どのような銘柄のブランデーがあるのかを聞かれる項目があるので、銘柄名などを記入して問い合わせしましょう。
査定
買取業者に問い合わせると、銘柄名からおおよその査定額が返事に記載されています。
その査定額をもとに、売却するかどうかを決めましょう。
出張買取の場合、
査定額は目安であり、実際に査定に来た結果値段が上下することもあります。
買取・精算
売却することを決めたら査定員に売却の旨を伝え、売買成立となります。
最後に精算してもらい、買取は終了です。
実際にあったブランデーのお買取事例
出張買取で着物を査定にいったとき、食器棚にブランデーが見えたので「あれは飲まれているんですか?」と尋ねると、15年位そのままになっていて、値段はつかないだろうと思っていたそうで、改めてきちんと査定すると、かなり高額になることが分かって驚いた、というケースがあります。
元々ご主人が好きで集めていたものの、年を取ってから全く飲まなくなってしまったため、棚の奥にしまっていたのだそうです。
思いがけずたくさんのものを処分でき、しかも思わぬ高値になったことに喜んでもらいました。
ブランデーを売るなら、専門の買取業者へ
ブランデーは洋酒のなかでも、昔からコレクターや愛好者が多いお酒のひとつです。
近年はバーでオールドボトルが流行していることからも、高い値段がつきやすくなっています。
もしブランデーを売るなら、専門の買取業者に問い合わせるのがおすすめです。
きっと納得の価格をつけてくれるはずです。
ご相談だけでも大歓迎です
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