【行政書士監修】遺品整理で起きる遺族間や業者とのトラブル１４例と対策・回避方法とは？

「遺品整理で揉め事が起きないか心配」と思っていませんか？

今回は遺品整理で遭いやすいトラブルと対策・回避方法をお伝えします。

遺品整理のトラブルは主に遺族間と買取・遺品回収の業者間で起きる事が多いです。

遺品整理の回避方法と実際にトラブルに合った場合の対処法を事前に知れば安心して遺品整理を進められます。

遺品整理を始めようと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

遺品整理でトラブルが発生する理由と対策１４選

遺品整理でトラブルが発生する理由と回避する方法・対策についてお話をします。

主に遺族間の相続問題と遺品を買取してもらう２つが遺品整理のトラブルの原因になる事が多いです。

遺族間の問題であれば皆自分にお金や価値があるものが欲しいと思いますからトラブルが必然的に発生しやすくなります。

買取してもらう際には業者を適当に選んだ場合も悪徳業者に遭う可能性が高くなり結果的にトラブルになってしまうのです。

トラブルの原因と回避、対策方法を事前に知っておき回避するようにしましょう。

また当サイトでは悪徳訪問業者の手口と事例に関して詳しく解説している記事があるので合わせてご覧ください。

▶︎ 女性・高齢者は押し買いに注意！悪徳訪問買取業者の手口と事例

遺品整理を今から始めようと考えている方は、本記事と合わせて遺品整理の手順や処分方法についての記事を確認しましょう。

▶︎ 遺品整理を自分でおこなう際の手順は？遺品の処分方法や注意点も解説

遺品整理・買取トラブル１
不当な高額請求を要求される

遺品整理でトラブルになりやすい事の１つ目は不当な高額請求を要求される事です。

高額請求は業者間とのトラブルで遺品整理に関するトラブルで多い事例の１つです。

訪問見積もりをしてくれて一旦は買取金額等を遺族と業者間で納得して契約をします。

しかし、後日買取量が多かった・材質が捨てづらいなどといった難癖をつけて追加請求をしてくる業者があるので注意してください。

【 不当な高額請求に対する対策 】

不当な高額請求に対する対策をお伝えします。

不当な高額請求の対策は事前に業者の口コミを見ておく事です。

ネットの口コミだけではなく実際に買取業者を利用した人の意見を聞くとよりトラブルを回避できます。

遺品整理・買取トラブル２
高額過ぎるキャンセル料を請求される

宝石やジュエリー、ブランド品など売れるものを査定買取に出すこともあるでしょう。

そこでトラブルになりやすいのが、手数料です。

買取業者に依頼した後にキャンセルした際に高額なキャンセル料を取られるのもトラブルの原因になります。

買取専門店がしている出張訪問サービスであればキャンセルしても料金を取らない業者も存在します。

手数料などがかからない業者を選ぶようにしましょう。

【 高額なキャンセル料に対する対策 】

高額なキャンセル料を払わないようにする方法をお伝えします。

高額請求同様に事前に業者の口コミやキャンセル料を要求してくるのかの確認が必要です。

出張買取サービスをしている業者でもキャンセル料が無料の業者もあるのでそちらを利用するのがおすすめです。

遺品整理・買取トラブル３
強引すぎる買取の営業

強引すぎる買取の営業は突然訪問してくる場合や電話等でしつこく営業してくる場合が多いです。

特に突然訪問してくる業者の場合は、高齢者や女性しか自宅にいない場合は注意が必要になります。

いわゆる”押し書い”と言われる行為です。

強引な営業は店舗型であれば自分が帰れば問題ありません。

しかし、自宅に来る場合の買取業者であれば最悪警察を呼ぶ事も必要になります。

【 強引すぎる買取の営業に対する対策 】

対策としてはこちらが見積もりを依頼していない業者が訪ねてきたら玄関の鍵を閉めて居留守を装いましょう。

もし業者が強引に自宅に入ろうとした場合は警察に即通報してください。

押し書いに関する対処方法などをまとめましたので、ご不安な方は是非ご覧ください。

▶︎ 女性・高齢者は押し買いに注意！悪徳訪問買取業者の手口と事例

遺品整理・買取トラブル４
遺品を勝手に業者が処分してしまう

買取業者が遺品を勝手に処分されてしまうトラブルもあります。

業者が誤って処分してしまう場合があります。

遺品の紛失は一概に業者を責める事はできないので事前に対策が必要です。

【 業者が勝手に遺品を処分しないようにする対策 】

業者が勝手に遺品を処分しないようにするには自分が業者の作業場に立ち会うのが一番です。

業者は買取のプロフェッショナルですが、間違える事もあるので自分でも対策しておきましょう。

遺品整理・買取トラブル５
遺品を盗難される

遺品の買取査定をしている時に業者が金品を窃盗する事にも注意してください。

特に貴金属等の高価で小さい遺品が窃盗被害に遭いやすいので細心の注意が必要です。

出張買取サービスであれば遺品だけでなく自分の金品も盗まれる可能性があります。

【 遺品の盗難を防止する対策 】

買取時の盗難の防止策は業者を入れる前に大切な貴金属は金庫に入れておきましょう。

また買取査定・遺品回収の作業にはなるべく立ち会う事で盗難の確立を下げられます。

遺品整理・買取トラブル６
適正ではない価格で買取をされる

買取専門業者の中には相場以下の値段で買取をしている業者がいます。

買取額を安くするほど業者の利益が上がるからですね。

もちろん、利益を出さななければ仕事になりません。

ただし、相場とかけ離れ過ぎている業者には要注意です。

遺品整理の中には高価で売れる遺品があります。

高価な遺品を安く買いたたかれないためにも対策が必要です。

【 適正ではない価格で買取をされるのを防ぐ対策 】

遺品を業者に売る場合は見積もりをもらった後一旦家に持ち帰りましょう。

複数の買取専門業者の見積もりを比較したうえで一番良いものを選べば遺品を安く買いたたかれる可能性が減ります。

遺品整理・買取トラブル７
形見や権利書を勝手に捨てられて揉める

悪質な遺品回収等の業者に完全に依頼すると土地の権利書や形見等を勝手に捨てられてしまいます。

自分にとって大切な書類でも業者には分からない事も多いです。

遺品整理の際に書類がかさばるからこそ大切なものも一気に捨てられてしまうのです。

【形見や権利書の揉め事の対策 】

形見や権利書を業者に捨てられないためには事前に自身で書類は整理しておきましょう。

事前に自分で書類を整理したうえで業者に遺品を整理してもらう際に書類があれば確認するようにしっかり伝えましょう。

遺品整理・買取トラブル８
雑な作業が行われた結果遺品が破損した

遺品回収業者でも買取専門業者でも雑な作業をしてくる業者がいます。

遺品の中には骨董品等の壊れやすい物もあるので簡単に破損する可能性が高いです。

ちゃんとしていない業者は遺品の大切さを理解していないので雑な作業をすることが多くなります。

【 作業の結果、破損させないための対策 】

業者に大切な遺品を破損されないためには事前に大切に保存しておきましょう。

また業者が来た際にも大切に扱ってほしいと一言伝えておくと良いです。

遺品整理・買取トラブル９
作業内容、請求金額と契約内容が異なる

遺品整理業者の中には作業が期日までに完了しなかったにもかかわらず、全額費用を請求された事例があります。

全て遺品整理をしてくれないのに全額支払いを求めてくる悪徳業者が多いです。

さらに契約をした後にも作業が開始されず業者側で自動キャンセルになったのに前払い金が返金されないトラブルもありました。

【 作業未実施、未完了の対策 】

作業未実施と未完了の対策は事前に日時をしっかりと確認する事です。

期日を確認して完了しなかった際の対応を確認してください。

遺品整理・買取トラブル１０
誰が遺品整理をするのかで揉める

遺品整理の時に遺族間で揉める事の１つに誰が遺品整理をするのかが挙げられます。

兄弟がいない場合は１人か業者に依頼すればよいです。

しかし、遺族の人数が多い際には誰が遺品整理をするのかを決める際に押し付け合いになる可能性があります。

業者に依頼する際にも誰が業者に費用を払うのかで揉める事もあるでしょう。

【 遺品整理を誰がするかで揉める事に対する対策 】

遺品整理を誰がするのか、または業者に依頼するのかにせよ故人が亡くなる前に事前に集まり決めておくと良いです。

トラブルが発生するのは故人が亡くなった後に決める事が原因なこともあります。

年長者が中心になり遺族で集まって決定してください。

遺品整理・買取トラブル１１
遺品整理の費用を誰が負担するかで揉める

遺品整理を業者で依頼する際にも揉め事が起きます。

金銭が発生すると親族であるとはいえトラブルが発生する可能性が大。

お金の切れ目が縁の切れ目という言葉がある通り遺品整理の揉め事がきっかけで遺族の中が悪くなる場合もあります。

【 費用負担で揉めないための対策 】

費用等で揉めないためには先程の遺品整理を誰がするのかでお伝えしたように遺族全員で集まって話し合いをしましょう。

遺品整理・買取トラブル１２
遺品を買取した際の売却金を誰がもらうのかで揉める

遺品整理をする際に遺品を処分するのではなく買取してもらう人もいるでしょう。

遺品を買取してもらいお金を貰った時の遺族の分配率もトラブルの元になります。

【 遺品を買取した際の売却金で揉めないための対策 】

遺品を売却したお金の分配で揉めない方法をお伝えします。

結論遺品整理した際に遺品を貰った人が買取して手に入れたお金を貰いましょう。

遺品整理・買取トラブル１３
勝手に遺品を処分してしまい揉める

遺品整理で遺族が大切にしている遺品を勝手に捨ててしまい揉めることがあります。

遺族間であれば遺品整理に参加しなかった人が悪いです。

しかし、遺品回収業者に遺品整理を依頼した際には特に気を付けてください。

業者は何を残して何を捨てるかは自分が伝えなければわかりません。

【 勝手に遺品整理をしたことが原因でおこる揉め事の対策 】

遺族間であれば遺族全員で遺品整理をするとトラブルは避けられます。

遺品整理をしている時に必要か不要か確認すれば良いのです。

業者に頼む際は事前に遺族全員に必要な物を聞くか、引き取りに来てもらいましょう。

遺品整理・買取トラブル１４
遺品の分配率などに不満を持ち揉める

遺品整理では分配率の相続トラブルも発生します。

遺品は資産になるのでしっかりと決めておかないと遺族間で大きな喧嘩になり最悪裁判沙汰になる可能性もあります。

【 遺品の分配率などで揉めないための対策 】

遺品の分配率で揉めないためには故人に事前に遺族間の分配率を決めてもらいましょう。

遺言書に残しておけば遺族間でトラブルが起きずにスムーズに手続きが進められます。

トラブルになりやすい悪い業者の特徴

遺品整理でトラブルになりやすい悪徳業者の特徴をお話します。

事前に悪徳業者の特徴を知っておけばトラブル回避につながります。

具体的にトラブルが起きやすい業者の特徴は料金が安すぎて、電話で見積もりを作成してくる、詳細の見積書を出してくれない、買取店の詳細な情報を公開していない等の特徴が挙げられます。

当サイトでは遺品整理の費用相場について解説している記事も投稿しているので合わせてご覧ください。

▶︎ 遺品整理の費用相場はいくら？安くするコツも紹介

また遺品整理で逮捕者が出ている記事も合わせて参照にしてトラブルを回避しましょう。

▶︎ 遺品整理にまつわる逮捕情報から学ぼう！法律と悪徳業者の見分け方

遺品買取でおすすめはなんでも査定のトータル

遺品整理をして出た遺品は買取査定に出すとお得に遺品整理ができます。

当サイトがおすすめする買取専門店は「なんでも査定のトータル」です。

なんでも査定のトータルは遺品整理で出てきた遺品の様々な品目を買取してくれます。

遺品整理で買取可能な物・不可能な物は以下の記事でご覧ください。

▶︎ 遺品整理で買取できるもの・できないもの｜高く売るコツも紹介

なんでも査定のトータルは全国に買取出張買取サービスを展開しています。

自分の自宅で買取してくれるので遺品を自分で店舗に持って行く必要がありません。

さらに丁寧な接客で実績が豊富なので安心して買取が可能です。