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エアコンの寿命は?耐用年数でわかる買い替え時期と処分方法を解説
家電「エアコンの寿命は何年くらいなんだろう」「エアコンの買い替え時期はいつ?」「古いエアコンそのまま使っていて大丈夫かな?」
私たちの生活に欠かせないエアコン。エアコンの調子が悪くなってくると買い替えや修理に出す人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、エアコンの平均的な寿命は約10年ほどです。しかし、保存状態が良いと10年以上の長持ちが可能で、逆に10年以内で調子が悪くなるエアコンもあります。
エアコンは電化製品の中でも高額な商品です。できるだけ長く使いたいと思っている人もいるはずです。
本記事では、エアコンの買い替え時期のサインや寿命を延ばすコツ、そしてエアコンの処分方法についても詳しく解説しています。
これからエアコンを買い替えたい方や引越しや新居などで新しいエアコンを買うべきかお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
エアコンの寿命はどれくらい?
まずは、エアコンの寿命を知っておきましょう。
2021年3月の消費者動向調査によると、エアコンの平均使用年数は13. 2年でした。
エアコンの寿命の目安として、メーカーが設定した「設計上の標準使用期間」があります。設計上の標準使用期間とは、運転や温度などの標準的な使用条件で支障なく安全に使用できる期間のことです。
多くの国内のメーカーは標準使用期間を10年と設定しているところが多いです。10年を超えると劣化により発火する恐れもでてきます。
エアコンの寿命は使用状況にもよりますが、10年〜15年程度で壊れてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
また、メーカーごとに部品の最低保有期間を定めており、こちらも製造打ち切りが終わった10年と設定しているところが多いです。
「設計上の標準使用期間」と「最低保有期間」が約10年と定められているため、エアコンの寿命は10年程度と言われています。
エアコンの買い替え時期の7つのサイン
エアコンを使用していると様々なトラブルが出てきたら買い替え時期のサインです。中には10年も経たずに故障してしまう場合もあります。
では、実際どのようなトラブルがあるか詳しくみていきましょう。買い替え時期のサインを知ることでエアコンを検討する時期がわかるかもしれません。
買い替え時期サイン①
エアコンの風がカビ臭い
エアコンの風が臭い場合、フィルターの奥にカビが繁殖している可能性が高いです。
エアコンの内部は結露が発生しやすく、特に冷房を使用しているときは湿度が高くなるのでカビが繁殖しやすい条件が揃っています。
カビの臭いはクリーニングで解消されることが多いです。
しかし、仕事などで忙しくあまり時間がない人はエアコンを買い替えるケースが多く見られます。
買い替え時期サイン②
冷暖房の効きが悪くなった
冷暖房の効きが悪くなった時も買い替え時期のサインです。
エアコンは冷媒を使用して空間の温度を設定しています。そのため、エアコンが老朽化すると冷媒ガスが漏れて十分に機能しなくなり、冷暖房の効きが悪くなることが原因です。
修理をすると相場で2〜3万円程かかるので、長年使っているエアコンであれば買い替えた方が良いでしょう。
また、エアコンのフィルターにホコリがたまり、風を送る循環が悪くなっている場合もあります。一度確認してみるのも良いかもしれません。
買い替え時期サイン③
エアコンから異音がする
エアコンを稼働した際に異音がする場合があります。例えば、「キュルキュル」や「カタカタ」とした音がなっているときは室内機のファンモーターの異常と考えられます。
エアコン内部の部品が異常な状態で使用していると、加熱の原因になります。
また、ホコリがフィルターに詰まっていることで変な音がなる可能性も。変な音がなっていると気付いたら、一度掃除することもおすすめです。これでも音がなっているとエアコンの寿命が近づいていると考えられます。
エアコンの使用年数によっては、部品が欠品していたり修理代が高くなることも考えられますので、買い替えた方が安く済む可能性もあるでしょう。
買い替え時期サイン④
エアコンから水が漏れる
エアコン使用時に室内機から水が漏れるケースです。
エアコンのフィルターを掃除せずに放置していると水がたまり漏れる原因になります。通常であれば、エアコン内部でできた結露水はドレンホースを伝って外に排出されます。
ドレンホースが折れ曲がっていたり詰まっていると水が外に排出されなくなり水漏れしてしまうのです。
ドレンホースの耐用年数は5年ほどと言われています。ドレンホースを新しく交換しても水漏れが解消されなかった場合、エアコン本体に問題がある可能性が高いです。
買い替え時期サイン⑤
エアコンリモコンの操作がしにくくなった
リモコンの操作ができない場合もあります。エアコンが原因の場合とリモコンが原因の場合も多いです。
リモコンの操作がしにくい原因は主に3つです。
・リモコンの電池切れ
・リモコンの故障
・エアコンの故障
新しい電池に交換して、稼働しないのであればエアコン本体に問題がある可能性が高いです。その場合は、エアコンを買い替えた方が良いかもしれません。
リモコンの故障の場合、10年以内のリモコンであればリモコンのメーカーに問い合わせてみましょう。
買い替え時期サイン⑥
電気代が高くなった
稼働している時間は変わらないのに、前より電気代が高くなった場合はエアコンが古くなっていることが原因と考えられます。
また、フィルターのホコリの詰まりやエアコン内部の汚れが原因かもしれません。この原因の場合は、フィルターやエアコン内部の掃除をすることで改善される可能性が高いです。
そのまま放置していることで、運転効率が悪化し、結果的にエアコンの電気代が高くなります。
掃除しても電気代があまり変わらない場合は、エアコンの寿命が近いかもしれません。最近のエアコンは、省エネかつ性能が高いので今より電気代が安くなることがあります。
これを機にエアコンを買い替えることも良いでしょう。
買い替え時期サイン⑦
室外機に異変がある
室外機に異変がある可能性もあります。室外機にはコンプレッサーと呼ばれる気体の温度を変化させる重要な役割の機械があります。
コンプレッサーはホコリや小さなゴミが詰まることで故障することが原因です。
エアコン運転中に室外機から聞きなれない音があれば寿命と考えて良いでしょう。
エアコンの寿命を長くさせるコツ
エアコンは電化製品の中でも高額の商品です。できるだけ長く使い続けたいものですよね。
10年以内で故障しないようにするためにも手入れが必要です。そこで、エアコンの寿命を長くさせるコツを紹介します。
エアコンのフィルターをこまめに掃除する
エアコンのフィルターをこまめに掃除しましょう。目安としては2週間に1回掃除することをおすすめします。
フィルターがホコリなどで汚れたまま使用していると、エアコンに負荷がかかり通常よりもエアコンの寿命を縮めてしまう原因となります。
普段からエアコンを定期的に掃除をして綺麗な状態を保ちましょう。
室外機の周りを綺麗にする
室外機の周りを綺麗にすることも寿命を長くさせるコツです。
室外機は外に設置されているためホコリやゴミ、虫などで汚れが溜まりやすい環境です。
掃除をしないと寿命を縮めてしまう可能性もあります。室外機の周りのゴミや葉っぱなどを掃除するだけでも効果はあるので、取り除いておきましょう。
目に見える範囲でも綺麗にしておくことで負荷が減り、長持ちさせるコツにもなります。
室外機は濡れた雑巾で汚れを拭き取ったり、掃除機でホコリを吸い取ることができます。年に1〜2回程度、掃除しておきましょう。
エアコンを使う際は適切な設定温度にする
適切な温度設定をするように心がけましょう。室外と室内の温度が5度以上あるとエアコンに負荷がかかります。
また、温度設定を頻繁に変えることも大きな負荷がかかります。環境省が推奨している室温は、夏場で28度、冬場で20度です。
室温と外気の温度が極端に離れた温度設定にしないように心がけることでも、エアコンを長持ちさせることができます。
エアコンを使用しないときはカバーをかける
春や秋の時期はエアコンを使用しないときが多いでしょう。その際は、カバーをかけることをおすすめします。
エアコンにホコリが溜まってしまうと冷暖房の効きが悪くなり、負荷がかかります。長時間使用しないときはホコリの付着や侵入を防ぐためにもカバーをかけておきましょう。
また、室外機は直射日光を浴び続けると負荷がかかります。使用しないときはカバーをかけるなど直射日光から避けることも有効です。
エアコンの処分方法を紹介
エアコンの寿命を迎え、いざ買い替える時にエアコンの処分方法で困ることも少なくないでしょう。
処分方法をそれぞれ詳しく紹介していますのでご自身にあった方法で処分してください。
エアコンの処分方法①
新しいエアコンを買う販売店に依頼する
新しくエアコンを買うときは、そこの販売店に処分を依頼することができます。
多くの方は購入する家電量販店に処分を依頼していることが多いです。販売店は引き取り義務があるのです。
しかし、リサイクル料金と運搬料の費用がかかってきます。料金は各販売店によって異なりますので一度問い合わせてみることをおすすめします。
エアコンの買い替え時に古いエアコンの処分に困った場合は、販売店に依頼することで解消できるでしょう。
エアコンの処分方法②
買取業者に依頼する
買取業者に依頼することでエアコンを処分することが可能です。
エアコンの買取は5年以内のものと言われることが多いですが、綺麗な状態であれば10年程度のエアコンも買い取ってもらえる業者もあります。
一度、エアコンの年式やタイプなどを伝えて買取業者に問い合わせてみましょう。
エアコンの処分方法③
自治体の処分サービスを利用する
不要になったエアコンを自治体がゴミとして出してくれるところがあります。
家電の回収自体取り扱ってないことがありますので、各自治体にお問い合わせすることをおすすめします。また、自治体はエアコンの取り外しサービスを行っていないことが多いので、自分で取り外すか、業者に依頼する必要があります。
エアコンの処分は、自治体によって大きく対応が異なってきますので事前に確認を取っておきましょう。
エアコンの処分方法④
不用品回収業者に依頼する
不用品買取業者に依頼してエアコンを処分してもらう方法があります。
他の物を処分してもらうときに一緒に回収してもらえることが可能です。エアコンの大きさや重さによって対応が異なってきますので、一度事前に相談しておいた方が良いでしょう。
不用品回収業者に依頼するメリットは、メールで依頼するとすぐに処分にきてくれ、日時も指定できるので負担がかかりません。
また、取り外しや運搬など全て請け負ってもらえるので、自分で何かする必要はありません。
エアコンの処分する際には、積極的に利用してみることをおすすめします。
エアコンの処分方法⑤
友人や知人に譲渡する
エアコンを処分する前に知人やネットで確認してみるのも良いでしょう。エアコンを必要としている人がいるかもしれません。
エアコンの取り外しが自分で行えるのであれば、お金もかかりませんので無料で行えることがメリットです。
ただ、運搬など全てご自身でする必要があるので、引き取ってもらう友人が遠い場所であれば運搬費がかかってくることもあります。
費用をできるだけかけずに済ませたいのであれば、近くに住んでいる友人や知人に譲ることが良いかもしれません。
エアコンは適切に判断をして買い替えよう
今回は、エアコンの寿命と買い替え時期はいつ頃なのかについて解説してきました。
エアコンを長く使うためには負荷をかけずに、こまめに掃除することが大切です。
10年以上使用したエアコンは電気代が高くなりやすく、交換したい部品がないことも多いため修理ができないことがあります。
エアコンは高価な買い物で、買い替えをためらうことも多いと思いますが、電気代が安くなるメリットもあります。
エアコンは10年を目安に買い替えることが良いでしょう。
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