中国画　二玄社複製金武元直赤壁図額装　お買取

買取金額
買取年月	2023年03月
買取店舗	関西営業所
買取品の種別	骨董品

二玄社複製の武元直赤壁図を買取させていただきました。

大掃除や遺品整理をする際に、親族が所有していたアート作品が出てくることはよくあります。しかしながら、中国美術はオークションやアートギャラリーで購入することが一般的です。しかしなが、アンティークショップを通していたり、他の方から譲り受けたりすると、どういった価値があるものなのか素人目にはなかなか判断が難しいですよね。

今回は、そういった中国美術を売る際に役立つ情報をお伝えしていきます。中国美術を高額で買い取ってもらうためのノウハウ、アートマーケットの動向から作品の価値を見極める方法、信頼できる買取業者の見つけ方まで、詳しく解説していきます。

中国美術とは

中国美術は、その長いの歴史を通じて豊かな芸術文化を育んできました。

多様で独特な美術品が生まれた中国の歴史は、数千年にも及びます。各時代ごとに、その特色を反映した美術作品が生み出され、それぞれが当時の文化や社会、哲学といった時代背景を表しています。

中国美術と一言で言っても、多種多様な形式と表現技法が存在します。それらは、洗練された書画、生動な絵画、精巧に作られた陶磁器、そして感動的な仏像などといった形で現れています。各時代に特有のスタイルと技法が、これらの作品を通じて鮮やかに表現されており、その魅力と深遠さは時を経ても色あせることはありません。

中国美術の評価は、国境を越えて年々高まり続けています。世界中の美術愛好家やコレクターが、その独特な美と深い歴史的背景に惹かれています。中国美術品の価値は、美的な魅力だけでなく、歴史的な意義や稀少性によっても決まります。そのため、これらの作品は投資対象としても人気があります。

もし、あなたのご自宅に中国風の置物や絵画などの美術品を見つけ、それに中国語らしきサインが書いてあるとしたら、その価値を確認するためには専門の業者に鑑定を依頼することをおすすめします。

専門家は、その作品の年代、作者、素材、技法、保存状態などを評価してもらいましょう。ひょっとしたらとんでもないお宝かもしれません。なんでも査定のトータルは、買取しなくてもまずは鑑定という形でも大丈夫です。気になる作品がございましたら、ご相談ください。

中国美術の買取相場

非常に幅広いジャンルに渡る中国美術ですが、その買取相場は他の美術品と同様に、作品のジャンルや作家によって変わります。
手元にあるものが買取してもらえるものかどうか、専門業者に査定してもらいましょう。

中国美術としての書画の買取相場

中国美術の書画は、墨を使った書と絵画の両方を指します。

それぞれの時代に優れた作家がおり、著名な作家の中には、書の芸術性を高めたことで知られる王羲之や、後漢時代の張芝、唐の時代には「初唐の三大家」として知られる虞世南、褚遂良、欧陽詢などがいます。

中国の書画は日本の書とはまた違い、独特の面白さがあるためコレクターが多く、人気の高い作家のものになると300万円もの値段を付けることもあります。

中国美術としての絵画の買取相場

中国の絵画もまた、コレクターが多いもののひとつです。

日本画とは全く違った風情のものが多く、独特の奥行き感で描かれる風景画や、人物画に加え、花鳥画など、その幅も非常に広いものです。

特に有名な山水画は、日本画にも影響を与えたことで知られています。人気の作家には林風眠や李可染などがいますが、作品の幅が広い分買取価格もピンからキリまであるといえ、下は3万円から上は400万円程度まで様々です。

中国美術としての陶磁器の買取相場

さらに陶磁器も中国美術の中では非常に人気があります。
歴史の長い国だけに、紀元前15世紀には実用性のある土器が作られており、春秋時代には釉薬を使った陶磁器が作られるようになっています。

その後青磁や白磁が発展し、中国全土に数多くの陶磁窯が作られていきました。
中国の陶磁器はヨーロッパやイスラム圏でも人気で、盛んに交易で広まっていきました。
歴代の王室とともに陶磁器は発展していった経緯があり、その作風にも歴史を表すものが感じられるものが多いのが特徴です。

買取価格も作家の数が多い分幅が広く、3万円程度から100万円を超えるものまであるので、印やサインを確認してから査定に出して見るといいでしょう。

中国美術としての翡翠の買取相場

中国の特産品でもあり、美術品としての価値がある物のひとつに翡翠を使った工芸品があげられます。

繊細な彫刻が施された置物や香炉はもちろんのこと、アクセサリーとしても質が高いことで有名で、使用している翡翠の質や大きさも買取価格に影響します。

色が濃いものほど良いとされ、つややかで濃い緑色をしたろうかん翡翠を使用した美術品ともなると、かんざしのような小さなものでも30万円を超える場合があります。

中国美術としての珊瑚の買取相場

中国のもうひとつの特産品に珊瑚があります。

翡翠と同様に彫刻をしたものもありますが、アクセサリーに加工されることが多いのも特徴のひとつです。

珊瑚も翡翠と同様に色の濃いものほど質が高いと言われ、血赤珊瑚と呼ばれるものは小さなものでも高額になります。

大きさや細工、色の濃さなどから買取価格は幅が広く、10万円程度から300万円近いものまで様々です。もしも古いジュエリーボックスなどから珊瑚製品が出てきたら、査定してもらうといいでしょう。

中国美術としての家具の買取相場

中国美術の中で人気のある物のひとつに家具があります。
その最盛期と言われるのが明や清の時代で、この年代に作られた家具は値段が付きやすいと言われています。

漆塗りの家具に螺鈿が施されたものや、金で絵付けをされたもの、繊細な彫刻の施されたものなど、その種類も多様です。

家具に施されるモチーフは自然の草花や雲、龍や鳳凰が多く、黒檀や紫檀、花梨といった硬くて虫に強い木材が使われたものが高級なものとして取引されています。
意匠の凝ったものほど価格は高く、卓のようなものでも70万円近い価格で取引されることがあります。

価値がつきやすい作家一覧

高値で買い取ってもらいやすい作家は、ジャンルごとに様々な人がいます。
ジャンルごとに分けると下記のような内容になります。
・書画……呉昌碩、王一亭、斉白石など
・絵画……林風眠、董寿平、李可染など
・陶磁器……作家ではなく明ものや清もの呼ばれる明・清の時代のもの
・翡翠……サイズが大きく色が濃いもの
・珊瑚……サイズがある程度大きく色が濃いもの
・家具……明・清の時代の細工の繊細なもの